〈写真は首相官邸のTwitterより〉


被爆地ヒロシマで開催された今回のG7広島サミット。


核保有国を含む先進7カ国の間で「核兵器のない世界(核兵器廃絶)」への意思の共有、同時に現在も続くロシアのウクライナ侵攻への非難を改めて世界に発信したことは、評価されるべき成果。


ウクライナのゼレンスキー大統領が直接広島を訪れメッセージを発信したこと、各国の首脳と言葉を交わし自国への支援を求めたこと、何よりロシアへの制裁に中立的な立場を取っているインドのモディ首相と握手を交わしたことは、世界への大きなメッセージになったと感じます。


平和の樹立こそ人類最高の目的であり、その目的達成のための現代における理想の手段である核兵器廃絶の実現がとても難ごとであることは事実であるが、そのことの重要性をG7が共有したことは意義深いし、そのサミットを演出した岸田首相は評価されるのではないでしょうか。


一方で、ならずもの国家・隣国の無秩序な行動に備えるには、抑止力という武器を用意する必要があることも現実です。


G7議長国としての大きな役割を一つクリアした政権、今度は6月に発表される骨太方針に示される「異次元の少子化対策」の具体的中身に、注目です。


枕崎市長 前田祝成