新年度が始まりました。


今月は準備の大切さについて。




 昨年末から、幾度となく、この「いい準備」という言葉を使っています。

 何事をするにも、いい準備が必要である、とは昔からよく言われることです。外から見ると、とても起こりそうもないようなサプライズ、たとえば、サッカー日本代表がワールドカップという真剣勝負の舞台で、ワールドカップ優勝経験国の強豪、ドイツ代表やスペイン代表に勝つ、といったことも、当事者たちにはサプライズではなく、いい準備をした結果、というように、何かを成し遂げるために、いい準備は必要不可欠のものです。ワールドカップのような大きな事ではなくても、私たちの仕事や暮らしの中でも、うまくいった時は、振り返るといい準備ができていたということがあるように思いますし、うまくいかなかったと後から反省する時は、準備が足りなかったというようなことが多い気がします。

 準備って、大事です。

 4月、新しい年度が始まりました。来月、5月8日には新型コロナウィルスが感染症分類2類から、季節性インフルエンザと同じ5類へと変わります。このことが発表されたのが、今年の1月。「社会経済活動は大きく変わるのではないだろうか」と、発表されたとき、私は職員の皆さんにそのような話をしました。そして、その時を見据えた「いい準備をしましょう」と言いました。そのことが発表された頃から、少しずつ社会の動きも変わってきて、すでに動き出している感覚もあります。季節も春を迎え、暖かくなり、いろいろなものが動き出す、いよいよ、真の新しいフェーズが始まる予感があります。

 この4月、入学や就職、学校や職場などで新生活をスタートさせた方も多いと思います。この季節は、新しく何かをスタートさせるには、とてもいい季節です。

 「いい準備」をして、この春をスタートさせましょう。


枕崎市長 前田祝成