本日の枕崎市議会9月定例会本会議終了後、全員協議会にて「台風14号の報告」「新型コロナウイルス感染者数公表の見直し」「住民税非課税世帯等に対する5万円給付事業の補正予算提案」の3件について報告をいたしました。

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 まず、台風第14号の概要等について御報告申し上げます。 

 気象庁の発表によりますと、今回の台風第14号は、特別警報が発表さ れる可能性が高く、最大級の警戒が必要とされたことから、17(午後3時に災害対策本部を設置し、警戒に当たりました。 同日午後940分に、暴風・波浪特別警報が発表されましたが、本市で の台風の状況は、最低気圧946.9ヘクトパスカル、最大瞬間風速35.0メー トル、総降水量は196.0ミリという状況でした。 

 避難所につきましては、17()午後3時に避難指示を発令し、市 8箇所の第一避難所と第二避難所4箇所、ペット同伴者用の臨時避難 1箇所を開設しましたが、防災行政無線や公民館長等を通じて、台風 が接近する前の早期の避難を呼びかけた結果、指定避難所に167世帯、 237名の方々が避難いたしました。 

 被害の状況につきましては、本日、お手元に配布いたしました資料の とおりであり、幸いにも人的被害はなく、また住家被害についても、大 きな被害の報告はなかったところです。 

また、停電の状況につきましては、九州電力の発表によりますと、別 府地区、立神地区を中心に最大で約440戸の停電が発生したとのことから、 不安な夜を過ごした方もいらっしゃったと思いますが、19()の深 夜までには全て復旧したようです。 

 今回の台風は、幸いにも予報より進路が東側に逸れたことで、本市で の大きな被害はありませんでしたが、台風の中心の東側に当たる地域で は、災害復旧に相当な時間を要すると思われる大きな被害が発生したこ とから、今回の台風の大きさ、強さを思い知らされました。 

 まだしばらくは台風シーズンが続きますが、市民の生命、財産を守る ため、今後とも気を緩めることなく防災に努めてまいります。

 

 次に、新型コロナウイルス感染者の全数把握の見直しに伴う本市感染者数の公表の見直しについて申し上げます。 

 先般、国は、今月26日から全国一律で、感染症法に基づく患者の発生 届の対象を「65歳以上の方」「入院を要する方」「重症化リスクがあり、 新型コロナ治療薬等の投与が必要な方」「妊婦の方」の4類型に限定す る見直しを行い、また、発熱外来や保健所業務が相当にひっ迫する地域 においては、都道府県からの届出により、緊急避難措置として、その適 用の前倒しを可能としました。 

 鹿児島県におきましては、関係団体等の意見を踏まえ、速やかに医療 機関や保健所の業務負担の軽減を図ることが重要であるとのことから、 今月14日に厚生労働大臣に緊急避難措置の届出を行い、全国一律の実施 に先行して、20日から発生届の対象を限定することとなりました。 

 この措置により、医療機関は20日以降、発生届の対象外となる方につ いて、感染者数とその年代のみを報告することとなるため、県において 市町村別の感染者数の集計は行われず、公表も行われないこととなりま す。 

 これに伴い、本市の新規感染者数を把握できなくなることから、本市 ホームページ上で公表しておりました本市の感染者数についても、公表 を行わないこととします。  


 次に、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金給付事業に伴う 令和4年度枕崎市一般会計補正予算の追加提案について申し上げます。 

 国は、今月20日の閣議において、新型コロナウイルス感染症及び原油 価格・物価高騰対策予備費の使用について決定し、これにより、住民税非課税世帯等に対し1世帯あたり5万円を支給する、電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金の給付事業の実施が決定されました。 この給付事業は、電力やガス、食料品等の価格高騰による負担増を踏 まえ、特に家計への影響が大きい低所得世帯に対し、生活支援として行 われるものであることから、なるべく速やかに支給を行うため、最終本 会議に追加提案予定の令和4年度枕崎市一般会計補正予算第5号に、事業に要する経費を計上することといたしました。 


枕崎市長 前田祝成