9月のコラムは、3年ぶり開催の「きばらん海」について。

出来て良かった。。



 3年ぶりの「きばらん海」


 3年ぶりに「きばらん海」が帰ってきました。

 8月6日、一日限りの開催ではありましたが、多くの関係者のご協力のもと、「さつま黒潮きばらん海枕崎港まつり」を枕崎漁港エリアで開催することができました。これまで2年間は新型コロナウィルス感染症の感染拡大の影響により漁港エリアでのまつり開催を中止していましたが、会場もコンパクトに時間も短縮して、さまざまな感染予防対策を施し、知恵を絞って行なった、ある意味「新たな、きばらん海」の形が出来上がりました。それでも会場に流れる空気には、きばらん海ならではの独特の空気があったと思います。会場に足を運んでくださった多くの市民の皆さんの笑顔にまつり運営に携わったスタッフも疲れが吹き飛んだのではないでしょうか。

 とはいえ、8月上旬の全国での感染状況は深刻で、本市でも祭り3日間で100人を超す陽性確認が見られるなど、感染予防の徹底が求められる、まさにウィズコロナ下の開催となりましたので、開催する側としても複雑な気持ちはありました。高齢の方や、医療に従事される方など、まつり会場に行きたくても行けない多くの方がいらしたのも事実です。そんな中、15分という時間でしたが、提供事業者・団体の皆さんの多大なご協力により、遠く会場の外からも見られる花火が打ち上がったことは多くの市民の心に届くメッセージになったのではないかと思います。

 感染症が確認されて3年目を迎えています。さまざまな難しいこともありますが、これまで蓄えてきた知見をうまく活用しながら、状況を冷静に寛容に見極めて一歩一歩前進してまいりましょう。今年のきばらん海開催にご尽力いただいた全ての皆さんに感謝いたします。