本日、令和4年4月3日、枕崎市営野球場がリニューアルオープニングの日を迎えました。

 

この2年間のコロナ禍の中で、粛々と改修作業を進めておりました。

 

1年目のバーフェンス、内野の防球ネット、ダグアウトに続き、2年目の昨年度は外野の防球ネットバックスクリーン、スコアボードを改修して、今日の日を迎えました。

 

「どこにでもあるローカル球場ではなく、どこにもないローカル球場を。」

 

その思いで、改修を続けました。

 

まず、両翼の広さが違います。

 

左翼線100m、右翼線91m(中堅119m)というユニークな球場です。

 

外野手は、守備範囲の広いセンター、強肩のライト、そしてレフトは3人の中では守備力がいちばん下、という私の勝手なイメージがあるのですが、このフィールドはレフトの選手にも守備の能力が要求されます。

 

さらに右打者が引っ張ってレフト線、レフトオーバーを打っても、2塁打という先入観を無くし、一塁ベースを回って打者走者がスローダウンするのではなく、3塁を狙うスリリングなベースランニングが要求されます。

 

「守備力の高い左翼手と抜け目のない走力を持った右打者を生む球場」という、勝手なイメージを持っています。

 

バックスクリーンにはステージを作りました。

 

スコアボードは決して大きくはありませんが、映像も映せる液晶ビジョン、野球だけでなくさまざまな目的に活用できる設備となっています。

 

いろんなイベントで活用できるほか、パブリックビューイングにも利用可能、ぜひ枕崎高校野球部の甲子園での活躍を市民で応援したい。

 

枕崎から柔道や卓球やバドミントンやテニスのオリンピック選手が誕生したら、もちろんパブリックビューイングです。

 

そして、県外からの大学野球、社会人野球などのキャンプ誘致にも取り組みます。

 

さらに、女子が野球をできる環境を作るため女子硬式野球の普及にも挑戦したいと思います。

 

そうなると、女子トイレやロッカールームの課題も出てきます。

 

男女共同参画やジェンダーフリーの視点も求められ、SDGsにもつながります。

 

とにかくいろんなことにチャレンジする、そんなフィールド、ボールパークに育てたいと思います。

 

野球場ができたのが1966年(昭和41年)、2066年、100歳になるまで、多目的というより、多くの「夢」を紡ぐ、フィールドオブドリームスを目指していきましょう。

 

枕崎市長 前田祝成



オープニングゲームは立神対別府の学童野球


新しくなったバックスクリーンとスコアボード

皆さんにご挨拶


始球式で投げました


竹内鹿児島県南薩振興局長、西村県議会議員、永野枕崎市議会議長、皆さんのご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。


地元の蒲池電氣様より球場内で使用するワイヤレスマイクを寄贈いただきました。ありがとうございます。