新年明けましておめでとうございます。


ご家族で、健やかな新年お迎えのこととお喜び申し上げます。


感染症による制約の中での暮らしを余儀なくされてきたこの2年間でしたが、昨年後半からの少し落ち着いた状況の中で、令和4年のスタートを切ることとなりました。


市民のみなさまにとりましても、コロナ禍の2年間で色々な出来事があったのではないかと思います。


本市においては、感染症の確認はありましたが、重症化された方もおられずになんとか感染拡大を抑えてくることができました。


市民のみなさまの感染防止のご協力、医療関係者のご尽力に心から感謝申し上げます。


また、昨年春先から始まったワクチン接種におきましても、医師会をはじめ、医療関係者、コールセンタースタッフなど多くの方々にご協力をいただき、ありがとうございました。

 

本市のこの2年間のコロナ経済対策は「雇用の維持と事業の継続」を基本とした取り組みとして、雇用調整助成金申請にかかる費用の補助、事業者応援資金、飲食業・宿泊業・交通事業者などの地元事業者支援のためのプレミアム商品券、グルメクーポン券発行事業などを進めてきました。


このような厳しい状況の中でも、枕崎漁港整備の一環として、大型漁船対応のための漁港岸壁整備、防災減災のための護岸嵩上および離岸堤整備、高度衛生管理計画の推進、今年から工事着手される漁協大型冷凍冷蔵庫の整備などを推し進めています。


また、民間企業による積極的な設備投資の取り組み、本市のエネルギー地産地消に向けたマスタープラン策定から新電力事業の取り組みなど、将来へ向けた成長投資も確実に進んでいます。


そのほか、市営野球場の大規模改修等を通じたスポーツによるまちづくり、南溟館の価値を高める企画展による関係人口増加への取り組みも少しずつ効果が表れてきています。


これから数年間は、本市としてもウィズコロナ、ポストコロナを見据えた積極的な成長投資に軸足を置いた経済政策が求められると考えます。


暮らしにおいては、家庭用生ごみ処理器購入補助事業など環境に配慮したゴミ削減への取り組みや、昨年から開始した新生児への5万円の商品券給付事業などによる妊娠期から子育て期までそれぞれのステージに合わせた切れ目のない子育て支援をはじめ、社会保障の充実にも取り組み、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる地域共生社会の実現が求められます。


今年は北海道の稚内市との友好都市締結から10年という節目の年となります。


ここ数年はコロナの影響もありなかなか交流ができておりませんでしたが、今年は10周年を記念した交流を活発に行っていくこととしております。


地元イベントについてもできるかぎり開催して、稚内のみなさまにもご参加いただければと考えております。


今年一年が市民のみなさまにとって、充実した幸せな年になりますよう心からご祈念申し上げます。


今年も、よろしくお願いいたします。


令和4年元旦 枕崎市長 前田祝成