本日、令和3年枕崎市議会12月定例会が閉会しました。


初日本会議で議決いただいた新型コロナワクチン3回目接種の接種体制確保事業に係る補正予算案を含む、今定例会に提出した全ての議案を可決いただきました。


議員の皆様には真剣なご議論をいただき、ありがとうございました。


また、最終本会議終了後、サツマイモ基腐病対策事業の実施、子育て世帯への臨時特別給付の件について、全員協議会で報告を行いました。


報告内容は下記の通りです。


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 国は、今の臨時国会に提出している補正予算において、令和4年産サツマイモ基腐病被害軽減のための支援策として、複数の事業を計上しております。

 去る12月7日には、国の補助事業の説明会があり、同日から来年1月7日までの期間で、事業実施主体の公募が行われています。

 本市としましても、令和2年産よりも被害が拡大している状況の中で、サツマイモの持続的な生産を図るとともに、市の基幹産業の一つである農業の継続支援、焼酎の原料確保という意味で大切なサツマイモ農家を支援するため、今回、国の持続的畑作生産体系確立緊急対策事業の中の継続栽培に対する支援策に上乗せする形で、来年産の被害防止対策を行い、サツマイモ栽培を継続する農家に対して助成を行うこととし、農家へも今後の説明会において、その旨説明するとともに、国と同時に事業規模の集約をしていこうと考えております。

 また、今の臨時国会に提出されている補正予算においては、子育て世帯への10万円相当の臨時特別給付のうち残り5万円相当の給付や住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金等に係る予算も計上されております。このうち、子育て世帯への臨時特別給付につきましては、去る8日の衆議院本会議において、岸田首相が、「クーポンでの給付を原則としつつ、地方自治体の実情に応じて現金での対応も可能とする。どのような場合に現金給付できるか、地方自治体の意見を伺いつつ、具体的な運用方法を検討する」旨、表明されたことから、市としましては、引き続き国の動向等を注視しながら慎重に検討を行いますが、可能であれば現金による給付を行いたいと現時点では考えております。

 なお、ただいま申し上げました件に関する補正予算につきましては、国の補正予算に計上されている「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」に織り込まれた、新型コロナウィルス感染症の影響により厳しい状況にある方々の事業や生活・暮らしの支援策など各種事業と併せて、今後の議会で提案していきたいと考えています。


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サツマイモ基腐病に関しては、昨年以上の被害の広がりが見られた深刻な状況です。来年へ向けた被害軽減への取り組みをさらに進めてまいります。


子育て世帯への10万円相当の臨時特別給付については、5万円現金給付の残りの5万円に関しても、可能ならば現金での給付を進めていきたいと考えています。


枕崎市長 前田祝成