「ストーリーとしての競争戦略」の著者、楠木建氏のオンラインサロンの有料読者になっています。


その中で、とても興味深い内容がありました。


(以下抜粋)


文明と文化は似て非なるものだ。文明は不満足を解消し、没不満足を達成する。これに対して文化は没満足をなくし、満足を創造する。

(中略)

インターネットは文明も最たるものだ。デジタル情報財の無料化は文明の象徴といってよい。文明は不幸を少なくする。しかし、人々を幸せにするものでは必ずしもない。それは文化の領分だ。




文明と文化、その違いをデジタル社会のコミュニケーションを例に語ってくれているのだが、この最後の「人々を幸せにするものでは必ずしもない。それは文化の領分だ。」という言葉に、なるほど、と。


今日、第100代の内閣総理大臣が指名され組閣があり、今年9月に創設された前首相肝いりのデジタル庁の担当大臣も任命されました。


デジタル社会の実現がコロナ禍の中で強く求められています。


インターネットを中心とするデジタル社会が私たちにもたらしてくれるものは便利さだったりスピードだったりします。


私もその必要性はひしひしと感じています。


しかし、デジタル社会の必要性は感じながらも、没満足をなくし、満足を創造する文化こそが人々を幸せにする、ということをしっかりと認識した上でデジタルと付き合っていくことを忘れてはいけないと。


「枕崎の丁寧・本物」これも人々を幸せにする文化だと思っています。


枕崎市長 前田祝成