4月30日、水高・枕高野球部交流試合が開催されました。


私が市長に就任した時から思い描いていた交流試合、一昨年、当時の両校の校長に提案し、今年実現しました。


実は、昨年の3月開催でいちどは計画され、準備が進められるはずでしたが新型コロナの影響で休校措置がとられ中止に追い込まれていました。


そして今年、市営野球場の改修工事を待って、この4月30日の開催にこぎ着けました。(昨年は枕崎高校グランドでの開催計画でした)


私が両校に提案したのは、交流戦の開催ということだけではなく、もうひとつ、企画を生徒たちで進めてほしいということでした。


そこには、『地元高校の活性化』という目的がありました。


その目的達成のためのひとつの手段として、この交流戦を活用するという考えがありました。


公立高校は近年の少子化の中で、生徒を集めるのことに苦労をしている環境にあります。


もちろん本業である学業で学校を活性化させるという大命題はありますが、私は地元高校に通う高校生が、自分たちの力で地域を巻き込み、地域の人びとを喜ばせることのできるイベントとしての交流戦ができないかと思い、両校に提案させていただきました。


今回、生徒の皆さんは初めての取組にもかかわらず、一生懸命にこの交流戦に向かい合ってもらったと感じています。


http://makurazaki.edu.pref.kagoshima.jp/article/2021042600346/


当日、私はオープニングしか立ち会えませんでしたが、開始前の野球場周辺の雰囲気、そして開会式から試合開始までの一連の動き、空気から生徒たちの一生懸命さやワクワク感が十分に伝わってきました。


今回はコロナ禍での開催ということで、多くの市民の皆さんを球場に呼ぶことはできませんでしたが、来年、再来年へと大いに期待を持たせてくれるイベントになったのではと感じました。


元来、枕崎という土地柄は野球好きの多い、野球の盛んな地域。


集落・地域対抗の小学生による少年野球大会は60年を超える歴史のあるイベントで、親子3代に渡って出場している人もいるほどです。


そんな土地柄で、あらためて『野球によるまちづくり』をスタートさせようと、昨年から野球場と球場周辺の整備に取り掛かりました。


少年野球の大会から、中学校、高校の合宿や大学野球のキャンプなど誘致して野球による関係人口の増加に積極的に取り組むところです。


その中心的なイベントとして、この交流戦を長く続けていこうと思います。


その主役に、この2校に通う高校生たちになってもらいたいと思います。


枕崎市長 前田祝成




両校がお互いの健闘を讃えあって、相手高校の校訓を書いたパネルを制作してエール交換をしました。また両校から市に対してもパネルをいただきました。ありがとうございました。