4月1日に施行される「枕崎市男女共同参画推進条例」に関連して、女性管理職の登用、人材育成についての質問をいただきました。


現在、女性の課長職は1名(管理職34名 2.9%)となっています。令和元年度には3名の管理職がおりましたが、2名が退職し、新たな管理職の登用がなかったことで現在1名となっているところです。


私の答弁は以下のとおりです。


 これまでの一般質問でも答弁しておりますとおり、管理職の登用に当たりましては、今後も、男女の区別なく、意欲と能力のある職員を登用していく考えに変わりはありません。女性の管理職を増やしていくためには、女性職員を一定程度採用すること、出産後も継続して就業していること、男女の区別なく人材育成が図られていること、これらの結果として、係長等の管理職候補層の職員が増えていくことが必要となります。

 そのため、採用から配置・育成・昇任にわたる長いプロセスにおける取り組みが求められます。今後とも、キャリア意識の醸成をはかるための研修等の実施や、また、多様な業務への積極的な配置を通じた人材育成と同時に、これは男女問わずですが、仕事と家庭生活との両立がしやすくなるよう、働き方という面からも、組織としての課題を洗い出し、勤務環境の整備に努めてまいります。


現在の1人は確かに少ない状況ですが、現在、50歳以上の職員は男性77名に対して女性16名という現状もあります。


これが35歳以下となると、男性34名、女性31名とほぼ半々となります。


これまでの採用の流れもあり、女性管理職の登用の少なさには、職員の男女の比率という要因があるのも事実です。


誤解を恐れずに言うと、「優秀な人が上に来ないと組織は破綻する」と言われるように、組織としての人材登用・配置の目的は「組織力を高める」「組織を強くする」ことです。


女性でも、男性でも、性別に関わりなく、優秀なリーダーが上に来る組織をつくることが人事、配置の最優先事項であることは確認しておきたいと思います。


枕崎市長 前田祝成