新型コロナウィルス感染症の第三波の感染拡大が止まりません。
全国11の都府県に緊急事態宣言が発令されて、鹿児島県でも緊急事態宣言対象地域及び感染が拡大している隣県の宮崎県、熊本県への不要不急の往来自粛が要請されています。
感染拡大地域では医療崩壊の危機が叫ばれ、これまでの政府の対応にも厳しい目が向けられています。
本市としても、現状をしっかりと認識した上で今後の対応、準備を整えてまいります。
全国的な感染拡大は本市の経済にも大きな影を落としていますが、できるだけその影響を最小限に抑えるためにも地域の物流、商流を動かし続けられる環境を維持していくことが行政の責務と考えています。
感染症に対する備えとしては、①感染予防を徹底すること、②感染リスク(疑い)のある場合の検査体制、行動変容の啓発、この2点についてすすめています
①感染予防を徹底すること
個人・家庭・事業所・学校での感染予防を徹底することがだいじです
●個人でできる予防は、何度もいいますが手洗い、うがい、マスクの着用です。基本的な感染予防を徹底しましょう。(私は携帯用の消毒液も活用しています)
●家庭内での予防についても、それぞれの個人の予防に加えて換気の徹底など環境づくりを。
●職場や学校での感染予防については大勢の人が集まるわけですので、個人、家庭以上に予防の徹底を図っていきましょう。
②感染のリスク(疑い)のある場合は検査する、行動を変える
感染拡大地域との往来や発熱等の体調不良など感染リスクを感じられる場合の対応についても相応の対応をとって感染拡大の危険性の芽を摘むことがだいじです
●診療・検査医療機関の拡充については、市内の多くの医療機関(かかりつけ医)での診療検査が可能な体制が整っています。発熱等の症状がある場合は、まずかかりつけ医に相談を。
●感染拡大地域への往来など感染の心配のある行動を取って感染の不安がある場合の自主検査について、その費用の一部を助成する制度を設けています。
https://www.city.makurazaki.lg.jp/soshiki/kenkou/15906.html
●自主検査を受けない場合でも感染のリスクがあると思われる場合は、マスク着用等の感染予防はもちろんのこと、人との接触を減らしたり、2週間の健康観察を徹底するなどの感染防止に取り組むことが必要。
●その他、現在全国の自治体ではワクチン接種に向けた準備を進めており、本市でもその準備に取り掛かっております。
今週末は「まくらざき朝市」の開催、枕崎かつお公社や地場産業振興センターの特売などが行われる第3土、日曜日です。
市内の飲食店の皆さんも感染防止策を徹底しながら営業を続けていただいています。
『枕崎から全国へ向けてのサプライチェーンを動かし続ける』『地域内経済を止めない』そのための環境を維持していくためにも、ひとり一人が感染予防の徹底を続けてまいりましょう。
この感染症はなかなかしつこいですし、全ての人に感染のリスクはあります。
そういう性格の感染症だからこそ私たちひとり一人が、冷静さと寛容さを持って、この第三波を乗り切ってまいりましょう。
枕崎市長 前田祝成