会社員時代から、もう20年以上定期購読している「ハーバード・ビシネス・レビュー」


今月の特集テーマは「リーダーという仕事」



何度となくリーダーシップについては特集として取り上げられているのですが、現在コロナ禍での今回の特集は、ある意味タイムリーでとても考えさせられるものです。


定期購読者向けに、毎月、編集長の「最新号の編集を終えて」というメッセージが別紙で入るのですが、その内容も今月はとても興味深い内容です。



冒頭部分を抜粋しますと、<今、リーダーの重要性を、多くの人々が感じているのではないでしょうか。米国のトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領、ブラジルのボルソナロ大統領は、コロナ禍に対する失策で、国民の被害を甚大なものにしました。一方、台湾の蔡首相、ドイツのメルケル首相、ニュージーランドのアーダーン首相は、的確な対応で比較的被害を抑えました。状況の差には、リーダーシップの違いが(国の大きさや文化、歴史等の差もありますが)、影響しているように思えます。>(DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集長 大坪亮 HBR 2020年6月号 最新号の編集を終えて より)とあります。


とても考えさせられます。


特集に掲載の各論文を、現在、読み込んでいますが、その一つの神戸大学大学院教授・鈴木竜太氏の論文「自律的な協働を促すリーダーシップ」は、今のコロナ禍への対策を構築する仕事の中でも有用な内容で、さっそく庁内の課長会でも共有する予定です。


編集長のメッセージの締めくくりは、「現実の危機を前に、リーダーは何をすべきか。」との命題に、冨山和彦氏の近著『コロナショック・サバイバル』(文藝春秋)を紹介しています。



この『コロナショック・サバイバル』、先日、読了したばかりで納得でした。


今の危機に、フォロワーの自律的な協働を促すリーダーシップが、危機をチャンスに生かすCX(コーポレート・トランスフォーメーション:企業の大変革)の実行が、求められています。


頑張ります。がんばりましょう。


枕崎市長 前田祝成