新型コロナウイルス感染症の感染防止対策として、明日から枕崎市内の小学校、中学校が休校となります。


基本的には児童、生徒は自宅待機となり自宅学習をすることとなりますが、保護者などの見守りがなく自宅で過ごすのが難しい小学校4年生以下の子どもたちの対応については、市内の保育園、幼稚園にお願いして、児童クラブの対応をお願いしました。


ただし、児童クラブに大勢の子どもたちが集中してしまうと、感染予防の観点からみると学校よりもリスクが高まることも予想されるため、各児童クラブに受け入れ可能な人数の確認をさせていただきました。


予め先週末に子どもさんの日中の過ごし方を保護者にアンケートをとって、本日、小学校で回収しました。


その内容は、

A: 児童クラブ(学童)に預けることができる

B: 保護者、祖父母等と過ごすことができる

C: 中学生、高校生の兄姉と過ごせる

D: 小学生だけで過ごすことになる


Aの子ども(児童クラブ希望者)を低学年から各クラブに割り当てて、受け入れを超えてしまう子どもと、Dの子どもについては学校で過ごしてもらうこととしました。


学校受け入れの考え方は、自宅待機が基本ですが、自宅で過ごすことが難しい4年生以下の子どもは、『自宅の代わりに過ごしてもらう場所として小学校の施設を活用する』というカタチで小学校で過ごしてもらいます。


子どもの見守りについては、支援員、図書館司書、用務員の皆さんにお願いすることとなります。


上記の体制は、昨日の対策本部で確認をしており、今朝、市の福祉課の職員が児童クラブのヒアリングをして、小学校ではそれぞれのアンケート回収と集計をして、それぞれの子どもの受け入れを確認していただきました。


夕方、教育長を通じて各学校の状況を確認したところ、特に大きな混乱もなく、明日からの子どもの受け入れ体制が整ったとのことでした。(それぞれの人数の詳細は明日の朝、報告をもらいます)


保護者の皆さんをはじめ、各保育園、幼稚園の皆さん、そして学校の先生、支援員の皆さん、市役所の職員、短期間でしっかりと対応していただき、ほんとうにありがとうございました。


また、保護者の方々の職場の皆様、ご理解に心から感謝いたします。


明日からの児童クラブの様子や学校での様子を確認して、ほんとうに集団感染リスクのあるような状態ではないかの確認、そして平日の地域の見守り体制の確認等を実施していきます。


平日の昼間に子どもが自宅待機していますので、ふだん以上に地域の防犯パトロールを強化するために、交通安全パトロール車両、防犯協会、消防本部等を動員し、また、警察署にもご協力いただき、地域の安全を確保してまいります。


地域全体でしっかりと子どもを見守ってまいります。


市民の皆さまのご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。


枕崎市長 前田祝成