1月25日、明日で就任2年となります。
これまでの2年間、とにかく市民とのコミュニケーションを図ること、これまで積み残された課題にまず、取り組むことに集中してきました。
就任してから認識した課題が多く出てきたことも事実です。
それらの課題に対しても取り組んできました。
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就任前の自分の考え、選挙当時から認識していた課題のほかにも様々な課題がありました。
まず、国民健康保険の税率改定に踏み切りました。
不足額の半分の負担を加入者の皆さんにお願いすることとし、各地域で税率改定の説明会をさせていただきました。
また、昨年は法人事業者の皆様に償却資産の固定資産税申告のお願いをさせていただきました。
これまで自主申告に頼っていた申告についての広報を見直し、今年度は個人事業者の皆様にも同様に償却資産の固定資産税の申告のお願いをさせていただいております。
来年度以降も下水道料金、水道料金などの公共料金の改定についてもお願いしなければならない状況です。
これら、ご負担いただくべきものが先送りされていたことは、現職としては苦しい課題ではありますが、私がそれらをさらに先送りすることは負担を将来世代に負わせることとなりますので、市民や議会のみなさんのご理解をいただき、進めていこうと考えます。
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また、市民とのコミュニケーションにおいても可能な限り、フェイスtoフェイスで行っていこうと思います。
市民のみなさんとの『語る会』を開始して、半年に一度のペースで実行させていただいています。
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産業競争力の向上、子育て支援、コミュニティの再構築を公約として掲げております。
産業競争力の向上については、各業界とのコミュニケーションの中で自分なりの尺度で、その対応のチカラ加減をコントロールしていくことを考えています。
業界によっては、業界のチカラ(開発力、営業力、販売力、市場開拓力など)の有無によって行政としての立ち位置も変わってくるものと思います。
その辺りの判断については業界とのコミュニケーション、職員の力量など、確かな判断力が求められていると認識しております。
枕崎の産業力は、その伝統も含め、潜在、顕在のポテンシャルを持っています。
そこをどう活かすかも私の仕事です。
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子育て支援について、まず学校給食費について非課税世帯への補助率を80%から100%へ拡大させていただきました。
当初、本市の小中学校の構造や生徒数などから学校の統合の必要性を感じていました。
それは中学校統合であったり、小中学校統合による義務教育学校の可能性など、さまざまな考えに思いを巡らせていました。
実際、現場を目にすると、本市の小中学校の教育の強みを感じることでした。
地域に小学校、中学校が根付いており、地域の中で小中学校が連携して存在感を示している。
その教育力には素晴らしいものがある、これこそが枕崎の強みであると感じています。
この強みをさらに強くすることが、枕崎の子育ての強みを育んでいくことであり、ここで子育てをしたいというインセンティブ(誘因)になるのだと思います。
また、枕崎の二つの公立高校の将来にも心を配る必要があります。
特に昨年は、高校生が本当に頑張ってくれました。
鹿児島県を俯瞰してみても、枕崎高校と鹿児島水産高校の二校はとても個性豊かな存在です。
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コミュニティに関しては、まだまだです。
行政として伝えたいこと、伝えるべきことがまだまだ伝わっていません。
現代のコミュニケーションの在り方にまだまだ追いついていないのが現状であり、課題です。
選挙前からコミュニティFMの必要性を感じています。
これは、今も変わりません。
ラジオというとてもプリミティブなメディアですが、枕崎市のような小さなまちだからこそ活かせるものだと思っています。
昨年4月から広報まくらざきで市長コラムをはじめました。
これも、自分の考え方、思いを少しでも伝えられればとの思いではじめました。
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この2年間で感じたこと、インプットしたことを施策として実行していくのがこれからの2年間です。
持続可能なまちづくりに向けてチャレンジすべきテーマは数多くあります。
その中で優先順位を見極めて、一つ一つ丁寧に実行していきます。
直近の『語る会』でお話させていただいた『第二期地方創生総合戦略』のポイント、①地産地消、②地元雇用、③エネルギーの地産地消、④女性活躍社会、⑤既存産業・観光による外貨獲得、このポイントは優先順位の高い課題です。
3年目のスタートからトップスピードで走り出します。
市民のみなさんのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
枕崎市長 前田祝成