先週の金曜日に開催された「鹿児島水産高校SPH研究報告会」の様子が本日の地元紙に掲載されました。


その研究報告会に私も初めて参加させていただきました。


SPHとはスーパープロフェッショナルハイスクールのことで、専門高校等において、大学・研究機関・企業等との連携の強化等により、社会の変化や産業の動向等に対応した、高度な知識・技能を身に付け、社会の第一線で活躍できる専門的職業人の育成を図る目的で文部科学省が平成26年度から開始した事業です。


鹿児島水産高校は平成30年度に3年間の指定を受けて、本年度が2年目、その成果発表会となります。


同校では「地域に貢献する取組を通して『本物の専門的職業人』を育成するためのプログラム」というテーマを掲げて、地域の災害に備える取り組みとして「港湾内の航路を確保するための水中ロボット(ROV)開発:海洋科機関コース」「臨時災害放送局解説に向けた取組:情報通信科」「地元の食材を生かした備蓄可能な製品の開発:食品工学科」「防災かまどベンチで調理可能な非常食レシピの開発:食品工学科」、地域の産業を支える取組として「藻場への新たなアプローチに関する取組:海洋科栽培工学コース」「チョウザメの種苗生産とキャビアの活用:海洋科栽培工学コース」「海技免許講習の充実による後継者育成に関する取組:海洋科海洋技術コース」の7つの研究に取り組んでいます。


それぞれが、2年間の研究成果と最終年度に向けた目標設定をプレゼンテーションしてくれました。


その成果発表について、各界のアドバイザーに質問、アドバイスをもらい、さらに課題を突き詰めていくというスキームで進められていました。


来年の最終報告が楽しみになってきました。


今年の枕崎市は、高校生の活躍が印象に残る年になりました。


枕崎高校は6月に日本青年会議所九州地区鹿児島ブロック大会と共同でSDGsの研修を行ったり、野球部は春、夏、秋の県大会で市民に元気を与える活躍をしてくれました。


鹿児島水産高校もいろんな免許取得にそれぞれが頑張り、学校としても地域イベントへの積極的な参加、そしてこのSPHの取組など、活躍してくれました。


ありがとうございました。来年もさらなる飛躍を期待したいと思います。


枕崎市長 前田祝成