『若者の自殺対策に必要な視点と、予防策の基本的な考え方』と題して、防衛医科大学校精神看護学講座の高橋聡美教授によるゲートキーパー養成講座を受講しました。


本市幹部職員、学校教職員を中心に月曜日の朝いちで、本市の未来にとってとても重要な、ためになる学びを得ることができました。


若者の自殺の現状、その要因、そして対策について、色々な生活シーンやこれまでの事例など交えて、鹿児島ご出身の先生の鹿児島弁を交えたわかりやすいお話を聞く事ができました。


若者の自殺は日本と韓国で15歳から34歳までの若年層の死亡率の第一位。


日本では10歳から39歳までで、死亡率第一位とのこと、これは異常なことだとの先生のお話は突き刺さりました。


そして、我々が思っている自殺原因について、かなり報道等に引っ張られている事実も知りました。


この点については、別の機会に少し取り上げたいと思います。


地域の市民の命、若い命を守るのは我々の一番だいじな役目です。


健康課や福祉課など、直接自殺対策に関わる部署だけでなく、すべての行政部門の日々の仕事が、若者の、あるいは市民の自殺対策につながっている、私たちの仕事は全てが市民の命を守る、市民の幸せのためのものである、ということを再認識することのできた有意義な講演会でした。


今年の市制施行70年を『生命(いのち)』をテーマに進めてきましたが、今回の勉強会も命に向き合ういい機会となりました。


高橋聡美先生、ありがとうございました。


枕崎市長 前田祝成