まず、株式会社感性リサーチ社長の黒川伊保子氏の講演、「人生に効く脳科学~脳が創り出す男女のミゾ、人生の波」と題した興味深い講演を聞きました。


AIの研究をされている研究者で日本のAI元年と言われる1983年から研究を続けてこられている人間の脳の仕組みを、男女の違い、装置としての違いを興味深く、わかりやすく説明いただきました。


プロセス完結型共感脳とゴール完結型問題解決脳という男女の違いがある、と。前者が女性の脳の特徴であり、後者が男性脳の特徴、いろんな男女間、具体的には夫婦間の会話の実例を通じて、話される内容は実に納得させられる話でした。


また、人間の脳の成長は、28歳までのインプットの時代、その後28年で様々な経験、失敗で無駄な情報を捨てて、次の28年で磨かれると、56歳以降に完成されていくという話でした。


まだまだ、これからです、という言葉に勇気づけられました。



また、鹿児島大学の今現在の取り組み、今後の地域との取り組みテーマである〈南九州及び南西諸島域の「地域活性化の中核拠点」としての取り組み〉の説明を前田学長がされました。


そして最後に、環境省地球環境局の古来事業管理室長によるこれからの地球環境に対する国、地方の取り組みに対する考え方をお聞かせいただきました。



やはり今後は、SDGsを核とした取り組みを地域としてやっていき、各地域が自立・分散型の社会を形成し、地域資源などを補完し支え合う「地域循環共生圏」を創造していくことが必要であるとの話でした。


一地域だけで達成できることではないですが、取り組まなければならない地球上の課題であることは確かです。本市でも早急に取り組んでいかなければと再認識しました。


枕崎市長 前田祝成