枕崎の小江平(こえびら)地区に伝わる正月の伝統行事「ハマテゴ」がありました。


「ハマテゴ」は「破魔稚児」と表記され、悪魔を払い、子どもの一年間の無病息災を願うもので、明治以前から行われているそうです。


絣(かすり)の着物を羽織った子どもたちが竹製の弓矢で転がるダイダイをめがけて矢を放ちます。射止めた子どもは、ダイダイが刺さった矢を持ち上げて「テゴテゴ」と言いながら回ります。




6回も矢を命中させた子どももいました。私もチャレンジしましたが全く刺さりませんでした。


子どもの数は少なくなっていますが、地域に伝わるこのような伝統行事が、いつまでも続いていくように願います。


毎年、行事を続けて来られた小江平公民館の地域の皆さんに御礼申し上げます。


枕崎市長 前田祝成