まったく余談なのですが、先日、某ゴルフ雑誌にチラッと載りました♪
ウォーリーを探せレベルの難しさかも知れませんが、「こんだけ長くゴルフやってるんだから、一度ぐらいゴルフ雑誌に載ってみたいぜ!」と密かに思ってたので、ちっちゃな目標が、ちっちゃく叶いました(笑)
さて、今年も早いものでもう師走。
世間もだいぶ寒くなり、いろんなスポーツがオフシーズンとなる時期です。
しかし、たとえどんなに気温が落ちようとも、やっぱり球を打ちたくなるのがゴルファーの性。
しかも、明らかに体のパフォーマンスは落ちるのに、夏同様に気持ちよく打ちたいと願うのですから、もはや性を通り越して強欲と言えるかもしれません(笑)
そして自分もそんな強欲者の一人なわけなのですが、最近はちょっとした悩みがありました。
それは、「ダウンスイングで鋭角にクラブが入ってしまう(ような気がする)」こと。
ダウンブローといえば聞こえは良いですが、フォローで芝に突っかかるようなイメージが付きまとい、これはどうにも良くないなぁと。
無理してスイングで対応すると、なんだか調子まで落としてしまいそうだなぁという不安が頭をよぎります。
そこで、今年はしっかりと冬支度をしてから冬ゴルフを楽しもうと思い、タカアキラさんの元にご相談しに行きました。
そして、その結果がこちら!!
・・・・・よく分からんですね(笑)
なにをしたかと言えば、いままでのクラブに鉛を貼っただけです。
しかし!そのプロセスがとても大切だと実感したので、作業備忘録も兼ねて、メモって見ます。
まず、鉛を貼る目的の再確認ですが、
「クラブセットの総重量&バランス基準を重めにする」
ことです。
ここで重要なのは、クラブ「セット」という視点で調整すること。
せっかく「流れ」ができているセッティングを、適当に鉛を貼ってグチャグチャにしてしまったら元の子もないですからね。
そして次に重要なのが、あくまで「基準」だということ。
数値上で上手く流れがあるように作れても、やっぱり使う人が気持ちよく使えてこその道具。
今後、細かい微調整が当然必要になってきます。
そして今回は、そんな微調整の際に気をつけるポイントを自分で判断できるよう、大半の作業を自分でやらせてもらいました。
結構緻密かつ手間のかかる作業ですが、順に書くと下記のようになります。
①バランス測定機を使いながら、各クラブがD4弱(3.75)くらいとなるよう、ヘッドに鉛を貼っていく
持ち主でないとよく分からないと思いますが、実はバックフェースの下側に鉛が二枚重ねしてあります。
美しく仕上げる作業が、これまた楽しい(笑)
これによって、全クラブが約1ポイントほどバランスが重くなりました。
②全番手の総重量を測定し、一覧にする
「バランス」とはクラブ長さに影響されるので(テコの原理)、バランスが揃っても総重量が揃うとは限りません。
そこで一旦、全クラブの総重量をそれぞれ測定し、検討しやすいように一覧にします。
この段階では、アイアンの一番手ごとの重さピッチは5グラム~8.5グラムと、若干のバラつきがありました。
③グリップ根元付近に追加する鉛重量を決める
今回はとりあえず、一番手ごとに7グラムピッチとなることを目指し、追加する鉛量を決定していきます。
ここで大切なのは、あまりたくさんの鉛を貼りたくはないので、そうしなくてすむ基準番手を一覧から見つけ出すこと。
このあたりは、ちょっと算数が苦手な方は、苦労するかも知れませんね(笑)
④算出した鉛をグリップ根元に追加する
ここまで来て、ようやく総重量&バランス調整が一段落です。
なんで根元に貼るかというと・・・・・バランスが変わりにくいからかな?
質問し損ねましたが、私の中の物理センスがそう叫んでいるので、そういうことにしておきます。
ここで勘の良いかたは、「総重量をそろえたら、またバランスが狂うんじゃないの!?」と思われるかも知れません。
再測定はしてませんが、おそらく多少はまたバラついたはずです。
(それでも、1/4ポイントレベルだとは思いますが・・・・・)
ですが、それで良いのです。
なぜなら、、、、、キリがないから(笑)
上記の作業を永遠と繰り返せばかなりキレイに作れるはずですが、それはあくまで数字上の話であり、重要なのは球を打ってみてどうかということ。
今後は微調整をするという前提もあり、あまり追い込みすぎないことも、クラブ作りのコツだということを悟りました(笑)
(この辺の話しは、工業界でいうところの「公差」という考え方に相当し、世の中の全ての製品は、この概念のもと品質が語られています。この話しはまたいつか・・・・)
実際には今回の作業は、たぶん3時間くらいは取り組んでたんじゃないかと思います。
でも、自分が使うクラブを自分で調整すると言うのは、これまたゴルフの一つの醍醐味だということを再確認できました。
また、毎年「寒くて上手く打てない」と嘆いていた冬が、「寒いからもっと調整してみようかな!?」というポジティブな気持ちで楽しめそうな気がしてます♪
さぁ、後は風邪を引かないように気をつけよう!(笑)