山梨県南都留郡道志村・小倉美咲ちゃん行方不明事件その23(左足用の靴と、靴下発見) | 雑感

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今日また新たに左足用の運動靴と、経年劣化や汚れなどから色柄サイズ左右は不明ながら片側だけの靴下が発見されたとのことです。

靴は昨日発見されていた右足用のそれと銘柄サイズ色など同種類とみられるもので、靴下については劣化により色柄サイズ左右不明とのこと。
共同通信によると、昨日発見された右足用の運動靴と今回発見された左足用の運動靴、片側の靴下は「山中の数メートル範囲内で見つかっていた」とのことです。

下に関連記事をいくつか転載させていただきますので、参照いただければと。
 

【日テレニュース】不明女児の靴と“酷似”左足が発見…片方の靴下も
子どもの頭の骨が見つかった山梨県道志村の山中の捜索で、3年前に行方不明になっている千葉県の小倉美咲さん(当時7)が履いていた靴と酷似した左足の運動靴が見つかったことが分かりました。
規制線の先では今月23日に子どもの頭の骨の一部が見つかっていて、28日の警察の捜索では、骨が見つかった枯れた沢の数百メートル上流側で右足の運動靴が見つかりました。そして、29日の捜索で、(右足の)靴が見つかった周辺から同じ種類の左足の運動靴が見つかったということです。
見つかった両足の運動靴は3年前、付近のキャンプ場で美咲さんが行方不明になった当時、履いていたものと色やサイズが似ていて、メーカーも一致しているということです。
捜査関係者によりますと、29日の捜索では靴のほかに片方の靴下が見つかっていて、警察は美咲さんのものかどうか慎重に調べを進めています。

 

【テレ朝ニュース】新たに「左足の運動靴」と「靴下」発見 山梨・道志村
山梨県道志村の山中で人の頭の骨や右足の運動靴が見つかっていましたが、29日に新たに左足の靴靴下の片方が見つかったことが分かりました。現場から報告です。 (吉田一平記者報告)
(中略)この靴は28日に見つかっている右足用の靴と同じ種類のものだということです。さらに靴下も見つかりました。その靴下についてはサイズ、あるいは左右その判別はつかないそうですが、片方の靴下が見つかったということです。(ブログ筆者注:テレビ山梨によると「靴下は経年劣化や汚れからサイズや模様などは判別できていないということです」)
また、靴下が発見された場所は靴が発見された場所とは異なるそうです。ただ、28日や29日と同じ沢の辺りを中心に捜索しているそうで、その辺りで見つかったということです。
(中略)28日と29日と見つかった靴は当時、美咲さんが履いていたものと特徴が似ているものでした。29日に発見された靴の状態については新しいものではないということです。もしかしたら1年以上、経過しているかもしれません。靴下に関しては当時、履いていたものかどうかなどは分かっていないので今後、慎重に捜査を進めていくことになるかと思います。(後略)

左右の靴と靴下片方は数m範囲内で発見(共同通信) - Yahoo!ニュース
【共同通信】左右の靴と靴下片方は数m範囲内で発見
山梨県道志村で行方不明になった女児(9)の捜索中に発見された子ども用運動靴の右足側と左足側、靴下片方の三つは、山中の数メートル範囲内で見つかっていたことが、捜査関係者への取材で分かった。

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(以下、人骨や靴・靴下などの遺留物が仮に美咲ちゃんのものであれば・・・という仮定の話になります。)

今の時点で自分的に注目したい点としては、左右の運動靴や片側の靴下が数メートルの範囲内で見つかっていたということと、それらがどうやら人骨の発見地点から枯れ沢をさかのぼること数百メートルのエリアで発見されたということでしょうか。

この点、昨日付の読売新聞(私、昨日この記事見逃していました)によると、昨日発見された右足用の靴について、「捜査関係者によると、靴が見つかったのは骨が発見された場所から約300メートル上方で、美咲さんが行方不明になった当時も捜索が行われた範囲内だった」とあります。

この読売の記事の数値が正確だとすると、要するにこれまで発見された左右の靴や片側の靴下はすべて最初の人骨が発見された地点から枯れ沢を300メートル~さかのぼったエリアで発見されたことになるのかな、と想像します。しかも数メートルの範囲内で、といいます。

だとすると、仮にこれらの遺留物がいわゆる「犯人」による後置きでなく、2019年9月の時点からその結構な高所の枯れ沢のエリアに存在したのだとすれば、要はそのエリアに美咲ちゃんのご遺体がある蓋然性が高い・・・ということになるのかなと。
つまり、ご遺体だけがどこか離れた場所にあり、そこから動物などが左右の靴や靴下だけを咥えてはるばる枯れ沢のエリアに置きに来た・・・と考えるよりは、ご遺体も最初からその靴や靴下が発見された枯れ沢のエリアか、もう少し上流にある可能性が高いのでは?と感じるわけです。

再度、現場の地形を鳥瞰してみますと下の画像のようですが、(赤丸が人骨の発見地点付近ですが、正確な位置はあと少し画像向かって左上ではないかと思われます。)
小倉美咲ちゃん行方不明事件

もう少し寄って注釈をつけてみました。
小倉美咲ちゃん行方不明事件

上の画像、黄色い点線の枠内に、水色の点線を入れてありますが、要するにその水色の点線のエリアあたりが、「人骨の発見地点から枯れ沢を300メートル(他記事では「数百メートル」)さかのぼったエリア」になります。
(水色の点線部の最下部あたりが人骨発見地点から300メートルほどかと。つまり仮に読売の記事が正確であれば、その水色の点線部の最下部あたりで左右の靴や靴下が発見されたということになるのかなと思います。)

そして仮に「犯人」による後置きを考えないのであれば、ご遺体もまた、絶対とはいえないにせよ同じエリアにある可能性が高いのではないかと。

仮に「事故」という立場をとれば、その場合は、チョコバナナを食べ「友達のところに行っていい?」と母親に承認を求め、「いいよ」という返事をもらってから皆が遊んでいた河原(黄色丸の地点)に向かって走ったと思われる(母親によれば怖がりの)女児が、なぜか「白い家」横の南に向かう椿林道に入り、「椿三の橋」あたりで橋下の水辺には友達など誰もいないことを確認しつつさらにその橋を渡ってすぐ左側下方には樹間越しに母親ら同行家族たちがテントを張って騒いでいる広場を眼下に見通せるにもかかわらず、引き返しもせず人気のない林道を直進し、進んだ先のU字カーブのところにある山奥へといざなう小さな白い看板を見て何を思ったかそちら方面(つまり大室山への登山道入り口・画像中の緑丸)におもむろに分け入りガチの登山を開始、のっけから始まる薄暗い樹林の中の急傾斜をものともせず細道を辿りつつ水色の点線エリアの上部にまで到達し、そこで滑落その他何らかの不幸により遭難死した・・・という流れが一つの可能性として考えられるのかもしれません。

 

現時点ですが、自分的には、
「2019年9月当時からご遺体や遺留品がその水色の点線エリア(も含めてとにかく山中)にあったのなら道迷いによる事故死だろう(今まで見つからなかったのは捜索隊による見落としで、よくあること)」とか、
「そうじゃなければ事件だろう」
とかの話は、結論を急ぎすぎではないかという気がしています。

当時からご遺体や遺留品がそこ(山中)にある場合でも、事故の場合は事故ですし、事件の場合は事件なわけで(女児は必ずしも問題の現場まで一人で登ったとは限らず、さらに言えば---いまの時点で言いにくい話なので気分悪くする方は読むのを遠慮いただきたいのですが---生きた状態でその現場まで移動したとも限らない)---例えばかなり無理くりな設定かもしれませんが過去記事の、
山梨県南都留郡道志村・小倉美咲ちゃん行方不明事件その12(キャンプ場に来ていたそもそもの目的) | 雑感 (ameblo.jp)
これの4のパターンなどもあり得なくはないわけで(体重25kgを大型リュックに入れて登山というのは登山者としてはそこまでレアではない)、
こうしたことも含めてとにかく様々な可能性が考えられる中で、いまは他の部分のご遺骨が発見されるのを待ち、もしかすると舌骨の部分がどうなっていたかとか、他の頭骨の部分がどうなっていたかなどがわかる時が来るかもしれないわけで、事件事故の心証について云々するのは、それを待ってからでもいいのでは・・・という気がするわけです。

大室山登山道入り口を入ってすぐの風景。捜索に向かう警察官たち。
小倉美咲ちゃん行方不明事件

下は私もよく参照させていただいているユーチューバー「物欲に負け続ける男」氏による現地調査動画。当動画の31分50秒あたりから、大室山登山道の入り口からの登山ルートの様子が紹介されています。ここを踏破していけば、問題の靴や靴下が発見された枯れ沢の上流に出ることができるといわれています。