
さて「その17」まで書く中でいくつか思ったことがありまして、その中には本編で書くべきだったのに書き漏らしてしまったと思われるものもあり、その一方で、書く必要のないもの、余計なお世話かと思われるものもあるのですが、それらをここで蛇足的に付け加えさせていただきます。(やや長いので、今回と後日の2回に分けてアップします。)
● 仮にこの行方不明事件が不特定の女児を狙った連れ去り監禁事件だとして、その犯人のタイプについて考えてみた件
「その17」までで犯人の居住地域についてはあれこれ推測してみたのですが、どんなタイプの犯人なのかという推測はほとんどしなかったような・・・。
そこで遅ればせながらそれをここで書かせていただきたいわけですが、そもそも他人にバレずに人間を監禁するには、1日のうちの大半を被害者の監視に充てる必要があるのでは?・・・とも思われるわけで、そんな時間的・金銭的余裕がある人物といえば、
① 外部社会との接点をほとんど持たず、自宅の一室や離れ、アパート・マンションの一室、別荘などに引きこもり、親の金で生活しているいわゆる無職引きこもりタイプの人物
こうしたタイプを真っ先に連想するのではないかと。
監禁期間が9年に及んだ、あの新潟女児監禁事件の犯人がこのタイプでした。犯人がこのタイプであることは、普通にあり得るかと。
一方でそのタイプにばかり目を光らせていると、盲点が生じるのかなという気もします。
どういうことかというと、1の他にも、外に働きに出ずとも経済的には苦労してない、外部との接触も最小限でいい、時間は自由に(あるいは比較的自由に)使える、近所でも別に不審者扱いはされていない・・・といった人々も存在するわけで、例えばどういったタイプが考えられるかというと、
② 「多額の預貯金を持っている」「賃料の入る不動産を所有しており管理は管理会社に任せている」「株の配当収入で生活している」等のタイプ(そうしたものを自力で手に入れて勤め人稼業からリタイアしたタイプもあれば、親からの贈与、相続で手にしたタイプもあるかと)
③ 在宅ワークで生活している人物(仕事の内容は様々)
といったところかと。
さらに言えば、朝霞の女子中学生連れ去り監禁事件の犯人(千葉大工学部の学生)のように「大学の講義に出席しアルバイトにも通い、いわば普通の学生生活を送り、就活までして就職も決まっていた(卒業後、被害女子を連れて中野のマンションに転居していた時に逮捕)」というパターンや、
2014年7月の岡山県倉敷市の小5女子連れ去り監禁事件の犯人---この人物は自称イラストレーターでしたが逮捕時の報道から実質無職と思われる---のように「持ち家(一戸建て)の一部を監禁のため防音仕様にリフォームしていた」というパターンを見ると、
「被害者が逃走を諦めるほどに精神的に支配」したり「防音仕様の監禁部屋を用意」するなどすれば「被害者を四六時中監視する」ということは必ずしも人を監禁するための必要条件ではないのでは?とさえ思われてくるのであり、
そうなると美咲ちゃんの場合も、犯人像の候補としては、
④ 一人暮らしの学生(普通に講義やバイトに出ているタイプ)
⑤ 勤め人(職場に通勤している、いわゆる普通のサラリーマンタイプ)
こういったところも除外はされない、ということになるんだろうなと。
「その17」で、「犯人が当初はキャンプ目的で椿荘オートキャンプ場に来ていた場合の犯人の推定居住地域」についても考察してみたのですが、
その場合の犯人像としては、1の無職引きこもり的なタイプよりは、2~5のタイプのほうが可能性としては高くなってくるのかなと。
(ただ、一言で「無職引きこもり的な人物」といっても、「未成年の頃からずっと引きこもって外部社会との接触を断っているタイプ」もいれば、「ある時までは職を持ち外向的でもあったがある時点で職を失う~精神的に病む等して以来引きこもりがちになったというタイプ」もいると思われ、
前者については「キャンプ目的でキャンプ場に来る」ということは割と想像しにくいかもしれませんが、後者については、気分転換にふとソロキャンプを思い立ちキャンプ場に来てみたということはあるかもしれず、そうなってくると、「当初はキャンプ目的で来ていたのなら、犯人像として1のタイプ(無職引きこもり的なタイプ)は考えにくい」とは、一概には言えないのかなと。)
ここまでご覧いただいた方の中にも、「その他にも、こんなタイプの人間も外せないんじゃないか?」というお考えをお持ちの方もいらっしゃるのではないかと。
いずれにしても、この種の事件の犯人として真っ先にイメージされやすい1の「無職引きこもり的な人物」のみを念頭に置いていると、見落としが生じるのではないかなと。
● 美咲ちゃんの居場所を集合的無意識に問うと称して夢を分析してみた件
美咲ちゃんの氏名と生年月日を書いた紙を枕元に置き、「この子の居場所を・・・」と念じて就寝し、その夜に見た夢を分析してみようとの試みでした。
以下、実際の行方不明事件に絡めてこんな話をするのは不謹慎じゃないか・・・と思われるかもしれないので、そうした点を気にされる方は閲覧をご遠慮いただければと。
(地道に考えるということをせず、楽なアプローチで行ってみたらロクでもない結果になったという、美咲ちゃんとは明らかに全く無関係の、ただの失敗談ということで受け取っていただければと思います。)
一夜目だけは「もしかして関係あるのかな?」という夢を見たのですが、それ以降が散々でした。
一夜目。夢の中で大きな湖と温泉のイメージがふっと一瞬浮かんで消えて、「え? 山中湖?」と思った次の瞬間に「雪ん子」みたいなのが一瞬見えて、「え?秋田?・・・ということは、湖は田沢湖で、温泉は乳頭温泉?」と思って目が覚めた。
山梨県(山中湖)か秋田県(田沢湖)か、確信が持てなかったため、二夜目にトライ。
やはり夢を見まして、夜道を歩いていると右前方のビルの陰からギターの音色とともに「強くぅ抱きしめてぇ~」と歌う妙に低音の効いた男性の美声が。「お、これはKiroroの歌じゃないか。でも歌ってるのは男性だな、まあ上手いことに変わりはない・・・」そう思いながら歩き続け声の近くまで来たところで、ビルの陰から髪を後ろになでつけギターを抱えた全裸の中年男性がすーっと現れた。ギターをつま弾き、「体が溶けてしまうまでぇ~」と歌いながら熱を帯びた目でじっとりと私を見つめるその中年男性。瞬間、顔をこわばらせ踵を返してもと来た方向へと歩き去ったところで目が覚めた。
三夜目。夜に居酒屋で飲んでいる光景。私は角の席に座って前の二人と談笑していたところ、突如高橋英樹さん(と私は夢の中で思った)が私を背後から羽交い絞めに。私は両手をばたつかせ舌をもつらせながら「ひゃ、ひゃふほーはん!(110番!)」みたいに叫ぶと前の一人が慌てた様子で携帯で110番を押したまではよかったものの、なぜかそいつは自分で話さず「ホラっ」と言わんばかりに私の耳に携帯を押し当てたので(俺が話すんかい!)と憤慨しながら「もしもーーし!!」と出てみるとなぜか繋がっている先が別の居酒屋の女将さん。向こうが「あら~お久しぶり!」とか言って以前にそこで飲んだ時のことを楽しげに話してくるのでこちらも「だよねーw」などと話が盛り上がり、ウキウキした気分になったところで目が覚めた。
(テストしばらく中断)
四夜目。高層ビル(ホテルと思われる)で夜にシャワーを浴びるべく脱衣場で服を脱いでいるシーン。その脱衣場には縦2m横1mといった感じの大きな窓がついており外から丸見えかとも思われたものの、その脱衣場を覗けるほどの高さのビルが窓の外には見えておらず、まあこれなら誰かから丸見えってこともないだろうと一枚一枚服を脱ぎ全裸になったところでふと目を上げ窓の外に目をやったところ、なぜか突如として向かい側20mといった感じのところに同じくらいの高さのビルが出現しており(夢の中でそれは巨大な黒い影だった)、
その中の、私の目線より少し高いくらいの部屋の一つに明かりが灯っており、窓にはこちら側を向いている女性と思われる黒いシルエットが浮かんでいた。「あれ? あんなところにビルがあったっけ?」と驚く私。「これじゃ素っ裸になるところも丸見えだったってことか」などと思いつつ、見え具合(覗かれ具合)を確認するため女性のシルエットに目を固定しながら脱衣場のいろんな位置に立ち、「この位置からだと丸見えだな」「この位置からだと死角になってるな」「ここからだとチラ見えか・・・」などとやっていると、突然「キャー!!」という女性の悲鳴とともに向かいの窓のカーテンがシャッ!と閉じられるのが見えた。一瞬呆然とする私。ふと我に返り、「ちょっとぉぉ~、これって俺が全裸で迷惑行為してたって構図? 覗いてたのはそっちじゃないかああああ!!」と憤激したところで目が覚めた。
五夜目(ホラーっぽい描写が苦手な方、また特に女性の方は閲覧をお勧めしません)。夢の中で街の表通りを歩いていると路地裏から「キャー!」と女性の悲鳴。急いで駆けつけてみると路上になんと一人仰向けに横たわり股を開いて分娩中の女性が。赤ちゃんが出かかっていたので見ていると、赤ちゃんの首から上だけがなぜか大人で顔が稲川淳二さんで、頭頂を剃った長髪で落武者のような髪型をしていて、それが血にまみれ苦悶に口元をゆがめながら首をぐるんぐるんとまわし長い髪をバサッバサッと振り乱しはじめたところで「うわっ!」と驚いて目が覚めた。
(テストしばらく中断)
六夜目。森の中に明治か大正のものと思われる古い木造校舎がポツンと一棟建っている光景。その一室に(授業でも受けていたのか)大勢の人とともにいたところ、突如巨大なヒグマが壁をぶち破って乱入してきた。人々が悲鳴を上げて逃げ惑う中、私もそこを脱出し別の教室へと逃げ込んだ。そこには私一人だった。引き戸を懸命に押さえながら外の騒ぎに耳を傾けているとヒグマは次から次へと別の教室に乱入しては人々を襲っている様子。「これはマズい、ここも必ず襲われる」そう思った私は引き戸が動かないよう固定しなければと考え、ふと見まわすとなぜか右手の横に棚が出現しておりその上に電動ドライバーとネジと蝶番(ちょうつがい)が。地獄に仏とばかりに大急ぎでそれらを使って引き戸を壁と固定し、その直後に教室の反対側に脱兎のごとく駆け出し「ウワアアアアア!!」と叫びながら窓ガラスをぶち破り庭に転げ出たところで目が覚めた。
(テスト中止)
(その19に続く)