「その7」や「その8」で大阪の指名手配犯やノストラさんのことに話が脱線してしまいました。今回の「その9」は、実質的には「その6」からの続きです。
本題に戻るということで、「その6」で紹介した黙示録16章の再引用から始めさせていただきます。
16章は、7人の天使が「地」「水」「火」「風(空)」といった諸元素に七つの鉢の災いをぶちまけていくシーンや、「ハルマゲドン」への地上の王たちの招集、超巨大地震によるバビロンの壊滅といったシーンになります。
■ ヨハネの黙示録 16章
「また、私は、大きな声が聖所から出て、七人の御使いに言うのを聞いた。『行って、神の激しい怒りの七つの鉢を、地に向けてぶちまけよ。』 そこで、第一の御使いが出て行き、鉢を地に向けてぶちまけた。すると、獣の刻印を受けている人々と、獣の像を拝む人々に、ひどい悪性のはれものができた。第二の御使いが鉢を海にぶちまけた。すると、海は死者の血のような血になった。海の中のいのちのあるものは、みな死んだ。第三の御使いが鉢を川と水の源とにぶちまけた。すると、それらは血になった。また私は、水をつかさどる御使いがこう言うのを聞いた。「常にいまし、昔います聖なる方。あなたは正しい方です。なぜならあなたは、このようなさばきをなさったからです。彼らは聖徒たちや預言者たちの血を流しましたが、あなたは、その血を彼らに飲ませました。彼らは、そうされるにふさわしい者たちです。」 また私は、祭壇がこう言うのを聞いた。「しかり。主よ。万物の支配者である神よ。あなたのさばきは真実な、正しいさばきです。」 第四の御使いが鉢を太陽に向けてぶちまけた。すると、太陽は火で人々を焼くことを許された。こうして、人々は激しい炎熱によって焼かれた。しかも、彼らは、これらの災害を支配する権威を持つ神の御名に対してけがしごとを言い、悔い改めて神をあがめることをしなかった。第五の御使いが鉢を獣の座にぶちまけた。すると、獣の国は暗くなり、人々は苦しみのあまり舌をかんだ。そして、その苦しみと、はれものとのゆえに、天の神に対してけがしごとを言い、自分の行ないを悔い改めようとしなかった。第六の御使いが鉢を大ユーフラテス川にぶちまけた。すると、水は、日の出るほうから来る王たちに道を備えるために、かれてしまった。また、私は竜の口と、獣の口と、にせ預言者の口とから、かえるのような汚れた霊どもが三つ出て来るのを見た。彼らはしるしを行なう悪霊どもの霊である。彼らは全世界の王たちのところに出て行く。万物の支配者である神の大いなる日の戦いに備えて、彼らを集めるためである。――見よ。わたしは盗人のように来る。目をさまして、身に着物をつけ、裸で歩く恥を人に見られないようにする者は幸いである。――こうして彼らは、ヘブル語でハルマゲドンと呼ばれる所に王たちを集めた。第七の御使いが鉢を空中にぶちまけた。すると、大きな声が御座を出て、聖所の中から出て来て、「事は成就した。」と言った。すると、いなずまと声と雷鳴があり、大きな地震があった。この地震は人間が地上に住んで以来、かつてなかったほどのもので、それほどに大きな、強い地震であった。また、あの大きな都は三つに裂かれ、諸国の民の町々は倒れた。そして、大バビロンは、神の前に覚えられて、神の激しい怒りのぶどう酒の杯を与えられた。島はすべて逃げ去り、山々は見えなくなった。また、一タラントほどの大きな雹が、人々の上に天から降って来た。人々は、この雹の災害のため、神にけがしごとを言った。その災害が非常に激しかったからである。」(16章終わり)
竜(悪魔)と獣(666)、にせ預言者の口から出てくる、3匹のカエルのような汚れた霊。
彼らは不思議な業を行い地上の人々を惑わしてきた悪霊であり、「神の大いなる日」の戦いのため、ヘブル語で「ハルマゲドン」と呼ばれる所に全世界の王たちを集めた。
「ハルマゲドン」という言葉(ヨハネ黙示録が元ネタ)が具体的に何を意味するのかということについて、もっぱら言われているのは、これはヘブル語で「ハル・メギド」すなわち「メギドの山」「メギドの丘」を意味しているのであろうと、(下の画像、文字は画像向かって右から左に読む。赤枠内が「ハル(山、丘)」、水色枠内が「メギド」。音は「ハール・メギッドー」とか「ハール・マゲドー」とか、そんな感じ。)
つまり、黙示録の著者・ヨハネの念頭には、もともと上の画像の文字があったのであろうと、
ところが彼は黙示録を当時のギリシャ語つまり古代ギリシャ語で書いたので、まずは上の画像の文字(ヘブル語の「ハル・メギド」)をギリシャ語に音写し、
その語尾に「場所を表す接尾辞」である「ών(オン)」を付けて「Ἁρμαγεδών (ハルマゲドーン)」としたのだと、その説が有力なようです。
ヘブル語の「ハル」は「山(丘)」を意味するとして、「メギド」には何か特別な意味があるのか、
そのあたりを調べてみると、この語にはもともと「群衆の集まる場所」という意味があるとのこと、さらにその語源はヘブル語の動詞「גָּדַד(ガダーッド)」であるとされており、
それには単に「群れ集う」という意味のみならず、「軍隊に集結する」「攻撃する」「侵入する」「切り込む」などの意味があるとのことで、
いずれにしても「メギド」とは、人々が何かしらの目的のために集結しており、しかもどことなく不穏さを漂わせるワードではあるのかなと。
「ハル・メギド」の具体的な位置としては(これも諸説あるのですが)、下の赤ピンの場所では?と言われています。真横を走っている道路も66号線ですね(笑)
この地は南のエジプトと北のシリア、メソポタミア地域を結ぶ交通の要衝であり、また肥沃なエズレル平野を東に見渡す高台でもあり、地下水も出るということで、このあたりの権力者にとっては押さえておきたい重要地点であったらしく、
紀元前数千年の昔から、カナン人や、古代エジプト、古代イスラエル、アッシリア、古代ペルシャなど様々な民族・国家によって代わるがわる支配され続けてきた場所だとのことで(現在はイスラエルの国立公園であり世界遺産)、
そうした代々の支配者たちの手による遺跡が26層も積み重なっているのだとか。「ハルマゲドン」のウィキペディアによると、「メギドは北イスラエルの地名で、戦略上の要衝であったため、古来より幾度も決戦の地となった(著名なものに、紀元前15世紀・トトメス3世のメギドの戦いなど)」とのこと。
ハルマゲドン(ウィキ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%82%B2%E3%83%89%E3%83%B3
メギドの戦い(ウィキ)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%AE%E3%83%89%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
Tel Megiddo(ウィキ)
https://en.wikipedia.org/wiki/Tel_Megiddo
続く17章で「天使による解き明かし」、18章で「大淫婦バビロンへの裁きの宣告」があり(ここまでは「その6」にアップ)、
19章以降で、「ハルマゲドンの戦い」「千年王国(ミレニアム)の到来」「ゴクとマゴグによる騒乱」「最後の審判」へと続いていきます。
■ ヨハネの黙示録 19章
1 この後、私は、天に大群衆の大きい声のようなものが、こう言うのを聞いた。「ハレルヤ。救い、栄光、力は、われらの神のもの。
2 神のさばきは真実で、正しいからである。神は不品行によって地を汚した大淫婦をさばき、ご自分のしもべたちの血の報復を彼女にされたからである。」
3 彼らは再び言った。「ハレルヤ。彼女の煙は永遠に立ち上る。」
4 すると、二十四人の長老と四つの生き物はひれ伏し、御座についておられる神を拝んで、「アーメン。ハレルヤ。」と言った。
5 また、御座から声が出て言った。「すべての、神のしもべたち。小さい者も大きい者も、神を恐れかしこむ者たちよ。われらの神を賛美せよ。」
6 また、私は大群衆の声、大水の音、激しい雷鳴のようなものが、こう言うのを聞いた。「ハレルヤ。万物の支配者である、われらの神である主は王となられた。
7 私たちは喜び楽しみ、神をほめたたえよう。小羊の婚姻の時が来て、花嫁はその用意ができたのだから。
8 花嫁は、光り輝く、きよい麻布の衣を着ることを許された。その麻布とは、聖徒たちの正しい行ないである。」
9 御使いは私に「小羊の婚宴に招かれた者は幸いだ、と書きなさい。」と言い、また、「これは神の真実のことばです。」と言った。
10 そこで、私は彼を拝もうとして、その足もとにひれ伏した。すると、彼は私に言った。「いけません。私は、あなたや、イエスのあかしを堅く保っているあなたの兄弟たちと同じしもべです。神を拝みなさい。イエスのあかしは預言の霊です。」
11 また、私は開かれた天を見た。見よ。白い馬がいる。それに乗った方は、「忠実また真実。」と呼ばれる方であり、義をもってさばきをし、戦いをされる。
12 その目は燃える炎であり、その頭には多くの王冠があって、ご自身のほかだれも知らない名が書かれていた。
13 その方は血に染まった衣を着ていて、その名は「神のことば」と呼ばれた。
14 天にある軍勢はまっ白な、きよい麻布を着て、白い馬に乗って彼につき従った。
15 この方の口からは諸国の民を打つために、鋭い剣が出ていた。この方は、鉄の杖をもって彼らを牧される。この方はまた、万物の支配者である神の激しい怒りの酒ぶねを踏まれる。
16 その着物にも、ももにも、「王の王、主の主。」という名が書かれていた。
17 また私は、太陽の中にひとりの御使いが立っているのを見た。彼は大声で叫び、中天を飛ぶすべての鳥に言った。「さあ、神の大宴会に集まり、
18 王の肉、千人隊長の肉、勇者の肉、馬とそれに乗る者の肉、すべての自由人と奴隷、小さい者と大きい者の肉を食べよ。」
19 また私は、獣と地上の王たちとその軍勢が集まり、馬に乗った方とその軍勢と戦いを交えるのを見た。
20 すると、獣は捕えられた。また、獣の前でしるしを行ない、それによって獣の刻印を受けた人々と獣の像を拝む人々とを惑わしたあのにせ預言者も、彼といっしょに捕えられた。そして、このふたりは、硫黄の燃えている火の池に、生きたままで投げ込まれた。
21 残りの者たちも、馬に乗った方の口から出る剣によって殺され、すべての鳥が、彼らの肉を飽きるほどに食べた。(19章終わり)
上の11節から下線を引いていますが、ここが「ハルマゲドンの戦い」の箇所です。黙示録の獣(666)の最後が、ここに描かれています。
「ハルマゲドンの戦い」というのは、この日本でもよく「超大国同士がぶつかり合う世界最終戦争」といった意味で語られることが多いように思うのですが、黙示録によれば、それは人間同士の戦いではなく、あくまで「再臨のキリスト軍 vs 獣(666)が招集した地上の多国籍連合軍」つまり霊的な存在とこの世的な存在の戦いとして描かれており、
それ故に、獣(666)の最期も、人の手によって討ち取られる---例えば敵国の軍隊によって討ち取られるといった描写ではなく、
「キリスト率いる天使の軍勢によって捕らえられ、生きたまま地獄に放り込まれる」
という、かなり想像しにくい超常的な描写となっています。
「天使の軍勢が本当にやって来てそんなことするのかよ?」
という疑念もなくはないのですが、私個人としては、そういうこともあるのかも(?)と思ってはいるのですが、
しかし、「人の手によらない最期」といえば、必ずしも天使の軍勢のような超常的な存在によるとは限らず、もう少し常識的なところで、「自然災害による最期」もそれに該当するのではないかと。
例えばカトリックの聖母予言「ラ・サレット36の告知」の中で、聖母は「獣(la Bête)」と呼ぶ独裁者の最期について、自然災害による最期を思わせる、こんな描写をしています。
「ごらんなさい、その時がやって来たのです。奈落は口を開いています。暗黒の王の王をごらんなさい。みずからを世の救い主と称しながら、手下をひきつれた獣をごらんなさい。彼は高慢にも天にまで達しようと空中に上がってゆくでしょう。しかし、大天使ミカエルの吹く一陣の強風によって窒息するでしょう。そして、地上はその三日間、絶えず変化し、燃えたつはらわたを開くでしょう。その中で反キリストとその追随者は、地獄の永遠の奈落へ落ちてゆくでしょう。その時、水と火が地をきよめ、人間の誇りとするすべての業を消滅させるでしょう。この後ですべてのものが刷新されるでしょう。神は仕えられ、栄光を受け給うことでしょう。」
ここで聖母の語る「地上が三日間絶えず変化し、燃えたつはらわたを開き、反キリスト(獣)とその追随者は地獄の永遠の奈落へ落ちてゆく」・・・という描写は、スーパープルームの噴出というのか、破局噴火の続発というのか、とにかくそういった破局的自然災害による最期を連想させるのかなと。
ちなみにエドガー・ケイシーは、獣(666)と偽預言者が生きたまま放り込まれたという「硫黄の燃えている火の池」のことを、「潜在意識の抑圧領域」と解釈していました。彼としては「獣(666)」とか「偽預言者」といったキャラについても、我々一人一人に内在するある種の性質を象徴的に表したものとして解釈しているのですが、そのあたりは割愛させていただきます。
(生きたまま硫黄の燃えている火の池に放り込まれた獣と偽預言者)
■ ヨハネの黙示録 20章
1 また私は、御使いが底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から下って来るのを見た。
2 彼は、悪魔でありサタンである竜、あの古い蛇を捕え、これを千年の間縛って、
3 底知れぬ所に投げ込んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。サタンは、そのあとでしばらくの間、解き放されなければならない。
(悪魔は捕らえられ封印されるが、なぜか再び千年後に一時期解放されるという)
4 また私は、多くの座を見た。彼らはその上にすわった。そしてさばきを行なう権威が彼らに与えられた。また私は、イエスのあかしと神のことばとのゆえに首をはねられた人たちのたましいと、獣やその像を拝まず、その額や手に獣の刻印を押されなかった人たちを見た。彼らは生き返って、キリストとともに、千年の間王となった。
5 そのほかの死者は、千年の終わるまでは、生き返らなかった。これが第一の復活である。
6 この第一の復活にあずかる者は幸いな者、聖なる者である。この人々に対しては、第二の死は、なんの力も持っていない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストとともに、千年の間王となる。
7 しかし千年の終わりに、サタンはその牢から解き放され、
8 地の四方にある諸国の民、すなわち、ゴグとマゴグを惑わすために出て行き、戦いのために彼らを召集する。彼らの数は海べの砂のようである。
9 彼らは、地上の広い平地に上って来て、聖徒たちの陣営と愛された都とを取り囲んだ。すると、天から火が降って来て、彼らを焼き尽くした。
10 そして、彼らを惑わした悪魔は火と硫黄との池に投げ込まれた。そこは獣も、にせ預言者もいる所で、彼らは永遠に昼も夜も苦しみを受ける。
この部分、ケイシーによると、獣(666)と偽預言者が葬り去られ、悪魔が封印されてからの千年間は、進化した魂だけが地上に再生してくるため地上に平和が行き渡るが、
その千年が終わると、満たされぬ野望を実現するべく残りの魂が受肉し始め、これにより、以前のように戦争や災害など、混乱した状態が再び起きてくる、とのこと。
つまり、よほど高潔な魂以外はその千年期に地上に生まれることができないのだと、そして、それ以外の、行いのあまりよろしくない魂たちは、千年期が終焉する頃にようやく地上に生まれる---要するに「転生」のことではないかと思うのですが---ことを許されるのだと、
そういうことらしいのですが、千年後であれ何年後であれ、私のような者も(たぶんこれをお読みの方々も)まだまだひと暴れするチャンスを頂けるとのことで、良かったんじゃないかなと。
ちなみにヨハネは、千年期に「復活」してくるという魂たちについて、
「彼らは、キリストとともに、千年の間、王となる」
と描写していますが、ケイシーはこの「千年の間、王となる」という言葉については特に何も説明してはいないのですが、
私なりに思うに、この「王となる」云々の言葉は、決して、「千年の間、世俗の国家において、被支配民を従えた王様になる(我が世の春)」という意味ではなく、おそらく、
「治めるべき国家とか地上とか言ったものは実は『人体』そのものであり、その諸器官や細胞の一つ一つ、心そのものが『臣民』であり、それらをキリストへの信仰からくる力によって平定している状態・・・心身をコントロールして本来の神的力が発揮できている状態が、『キリストとともに、王となる』という言葉で表現されているのでは?」
ということではないかと想像します。
(逆に言えば、自分の身体を---そこから来る諸欲衝動・抗いがたい感情などを平定できていない状態は『王』というよりは臣民に反逆・制圧され『奴隷』と化している状態であり、そういった魂は千年期には転生できませんよということかと。)
また、千年期の終わりに、旧約エゼキエル書でもおなじみの「ゴグとマゴグ」というのが出てきて騒乱を起こすことが描写されているのですが(私のお気に入りキャラ)、
ケイシーによると、この「ゴグとマゴグ」は「世俗的な影響力(Worldly influences)」の象徴であるとのこと。例によってよく分かりませんが、千年期の終わりに、再びかつての時代のように世俗的な影響力が増大し始め、諸欲衝動を抑えられない魂が多く受肉し始め、地上の平和を乱すが、自滅に終わる・・・といった程度の理解でいいのかなと。
千年紀の終わりに聖徒たちの都を取り囲んだゴグとマゴグ軍。
しかし結局は敗北し、彼らを惑わした悪魔は捕らえられ、獣(666)や偽預言者がいる火と硫黄の池に放り込まれた。
11 また私は、大きな白い御座と、そこに着座しておられる方を見た。地も天もその御前から逃げ去って、あとかたもなくなった。
12 また私は、死んだ人々が、大きい者も、小さい者も御座の前に立っているのを見た。そして、数々の書物が開かれた。また、別の一つの書物も開かれたが、それは、いのちの書であった。死んだ人々は、これらの書物に書きしるされているところに従って、自分の行ないに応じてさばかれた。
13 海はその中にいる死者を出し、死もハデスも、その中にいる死者を出した。そして人々はおのおの自分の行ないに応じてさばかれた。
14 それから、死とハデスとは、火の池に投げ込まれた。これが第二の死である。
15 いのちの書に名のしるされていない者はみな、この火の池に投げ込まれた。(20章終わり)
これがいわゆる「最後の審判」の描写です。(よく読むと、どこにもそれが「最後の」審判だとは書かれていないのですが。)
ここで人々は「いのちの書」に書かれているところに従って、自分の行ないに応じて裁かれた・・・とありますが、
ケイシーによると、この「いのちの書」とは、例の過去・現在・未来の一切が記録されているという「アカシック・レコード(Akashic Records)」のことだとのこと。
続く2章(21~22章)では、人間が内なるパラダイスを取り戻した様子が象徴的に描かれているわけですが、この部分は「その3」でアップ済みにつき、よければ、そちらをご覧いただければと。
その3