世田谷一家殺害事件(令和元年師走のリーク、刃物に装着されていたとみられる黒ハンカチのこと) | 雑感

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世田谷一家殺害事件

 

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世田谷一家殺害事件について新たな情報がリークされました。

 

この事件は毎年一回ほど「いまさらそれかよ」というような情報が小出しにされてきたイメージなのですが、今回はわりと、おっと思わせる内容でした。

 

例の、柳刃包丁の柄に装着されていたとみられる風変わりな黒ハンカチの使い方、これと同様の使い方が、フィリピン北部(ルソン島)のイロコス地方やイサベラ州でも見られるのだとか。

 

黒ハンカチに関するこの情報は、今年に入って複数人から寄せられたものとのことで、何年も前から捜査本部が把握していたことを今年になってから小出しにしたというのとは違うようです。

 

世田谷の事件については、「その1」以降の記事で思うところはすべて書いているので、今回のリークを受けての(事件についての)感想は特にはないのですが、

 

一つ、捜査ということに関して不思議に思ったことがありまして、それは事件後これだけの年月が経過してから、「外部からの情報提供」という形で今回のような事実(かどうかはまだ不明にせよ)が明らかになったということでした。

 

というのは、この犯人のDNA型の父系(O3a2c1-M134)は、

 

「日本人の約13人に1人、中国人の約10人に1人、韓国人の約5人に1人」

 

という割合でみられる型とされているのですが、これは決してそれらの地域に限定されるものではなく、当然その他の地域でも見られる型でもあり、一例として、

 

1. インドネシア・スマトラ島のトバ・バタック族(38人中21人 = 55.3%)

2. トンガ人(12人中5人 = 41.7%)

3. フィリピン人(48人中12人 = 25.0%)

 

こうした地域でも上のような割合でみられる型だということは既にわかっていたわけですから、それならさっさとこれらの国に警視庁から捜査員を派遣して---中韓に関しては前向きな協力はまったく期待できないと思いますが---現地の裏社会に精通したベテラン捜査員数人とコンタクトを取るなり、場合によってはそういった人々から裏社会の住人やとにかく事情通の現地人を何人か紹介してもらって話を聞くなどして、この特殊なハンカチの使い方に心当たりがあるか等を聞いてみれば、あるいは早々に

 

「少なくともフィリピン北部(ルソン島の一部)では同様の使い方がみられるらしい」

 

ということは把握できた可能性があると思うのですが、捜査本部は、そういうことはしていなかったのでしょうか?

私は常々、例のチェックのマフラーの出どころやこのハンカチの風変わりな使用法について英語で海外に向けてSNSで情報募集し続けてみればいいのにと思っていたところ、今回こうしたハンカチの情報が19年も経ってから外部からの情報提供という形でもたらされたというニュースが出たので、そこはやはり、なにか釈然としないというか、不思議な気がするなあと・・・。

 

まあ手をこまねいているわけではないのでしょうが、今ごろになって「(フィリピンに)捜査員の派遣を検討している」というのもなんとも・・・。

 

いずれにしても今回怪しい候補地の一つとしてフィリピンを指し示す情報だと思うのですが---個人的にはフィリピン一択だとは全く思いませんが---こうしてなんとなく「捜査は前進しましたよ」「犯人に近づいていますよ」と言いたげなリークが出るわりには、その一方で、被害女性のお姉さんである入江杏さんに対しては「現場建物の取り壊し」が提案されるなど、変な話だなとは思います。

 

とりあえず今回のリークに関していくつか並んでいた記事の中から、比較的詳しめのものを4つ、以下に紹介させていただきます。

(点線部以下がまるまる記事の引用となります。また紹介の4記事には言及がありませんが、このハンカチの使用法について、その目的の一つに「動物の狩り」というものを入れていた記事もありました。)

 

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https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00000536-san-soci

「世田谷一家殺害 現場遺留ハンカチ、フィリピンで同様の包み方か 警視庁に情報提供」

12/13(金) 13:36配信

産経新聞

東京都世田谷区の住宅で平成12年12月、会社員、宮沢みきおさん=当時(44)=ら一家4人が殺害された事件で、警視庁成城署捜査本部は13日、現場で見つかった包丁の柄を包んでいたとみられるハンカチについて、フィリピン北部の一部地域で同様の包み方があるとの情報が寄せられたと明らかにした。この包み方は軍人が使用したり、現地の儀式にも使われていたりするとされ、捜査本部は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて情報収集するなど確認を進めている。

捜査本部によると、現場の台所から見つかった約45センチ四方の正方形の黒いハンカチは、中央に3センチほどの切り込みがあり、ハンカチの一端が差し込まれて袋状になっていた。近くからは被害者の血液が付着した包丁も見つかっており、捜査本部では袋状にしたハンカチに包丁の柄を差し込んで使用したとみている。

捜査本部はこれまで「中国の水産加工場で似たハンカチの使用方法がある」としていたが、今年に入り、フィリピン北部のイロコス地方やイサベラ州で使われているとの情報が複数人から寄せられた。

この包み方は刃物を使う際に血が付かないようにするなどの目的で軍人やギャングが用いるほか、現地の儀式にも使われているとみられる

捜査本部では「非常に特殊な包み方で、国内の事件では同様の使用例がない」としており、同じハンカチの使い方をしていた人物の目撃情報などを求めている。

情報提供は成城署捜査本部03・3482・3829。

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00000044-asahi-soci

「世田谷一家殺害 凶器包む特殊な方法、フィリピンでも?」

12/13(金) 15:32配信

朝日新聞デジタル

東京都世田谷区の住宅で2000年12月、住人の会社員宮澤みきおさん(当時44)一家4人が殺害された事件で、凶器の包丁を包んでいたとみられるハンカチの特殊な使い方が、フィリピン北部で同様にされている可能性があることがわかった。警視庁が13日、明らかにした。

成城署捜査本部によると、犯人は包丁を、ハンカチの一部を中央約3センチの切り込みに通して袋状にし、柄を包んだ状態で使ったとみられている。台所で血の付いた包丁のそばに、袋状になったハンカチが落ちているのが見つかった。

複数の人から、フィリピン北部のイロコス地方とイサベラ州でこうした使い方がされているとの情報が寄せられた。武器を隠したり動物を殺したりする際や、儀式などで採り入れられている、との内容という

警視庁は国際刑事警察機構(ICPO)を通じて情報収集を進めるとともに、捜査員の派遣も検討している。

事件は00年12月30日午後11時半以降に発生したとみられ、宮澤さんと妻泰子さん(当時41)、長女にいなさん(同8)、長男礼君(同6)が殺害された。

情報提供は捜査本部(03・3482・3829)。

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00000095-jij-soci

「刃物にハンカチ、比北部でも? 包み方類似、捜査員派遣を検討 世田谷一家殺害事件」

12/13(金) 16:32配信

時事通信

東京都世田谷区で2000年12月、会社員宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が殺害された事件で、ハンカチで包丁を包んで犯行に使用したとされる点について、フィリピン北部でも同じ包み方をして刃物を使う慣習があるとみられることが13日、警視庁への取材で分かった。

成城署捜査本部は、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて情報収集を進めるとともに、フィリピンへの捜査員派遣も検討している。事件は今月末で発生19年を迎える。

捜査本部によると、宮沢さん宅の台所には凶器の包丁と袋状になったハンカチが並べて置かれていた。45センチ四方の黒いハンカチの中央には約3センチの切れ込みがあり、犯人はハンカチを袋状にし、切れ込みから包丁を差し込んで柄を包む使い方をしたとみられている。

このようなハンカチの使用方法について、フィリピン・ルソン島のイロコス地方やイサベラ州で、民衆が儀式や動物の殺害などで刃物を用いたり、軍人が刃物を使ったりする際の方法に似ているとの情報が捜査本部に複数寄せられた。確度は不明だが、捜査本部はさらなる情報提供を呼び掛けている

事件は00年12月30日深夜ごろに発生し、宮沢さんと妻、長女、長男が殺害された。現場には犯人のヒップバッグや韓国製の靴の跡などが残され、捜査本部は犯人は当時15歳~20代で、学生の可能性があるとみている。

事件に関する情報は捜査本部03(3482)3829まで。

 

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00000059-mai-soci

「世田谷一家殺人 ハンカチ巻き方、フィリピン北部の特徴か 捜査員派遣を検討」

12/13(金) 19:40配信

毎日新聞

2000年12月に東京都世田谷区で宮沢みきおさん(当時44歳)の一家4人が殺害された事件で、警視庁成城署捜査本部は13日、凶器の柳刃包丁を包んでいたとみられるハンカチの巻き方が、フィリピン北部での使い方と同じだという情報が複数寄せられていると明らかにした。現地に捜査員を派遣することを検討している。

捜査本部によると、ハンカチは黒色の45センチ四方で、血が付いた状態で包丁(刃渡り21センチ)と一緒に台所で見つかった。ハンカチ中央部に幅約3センチの切り込みがあり、端を折りたたむように切り込みを通して袋状になっていた。犯人が滑り止めにするため包丁の柄を包んでいたとみられている。

捜査本部がハンカチの巻き方を調べていたところ、フィリピン北部のイロコス地方やイサベラ州で、儀式や軍人が刃物を使う際に用いられる方法だとする情報が今年に入って複数寄せられた。捜査本部はICPO(国際刑事警察機構)を通じて情報提供を求めている。

事件は00年12月31日午前、世田谷区上祖師谷3の宮沢さん宅で、宮沢さんと妻泰子さん(当時41歳)、長女にいなさん(同8歳)、長男礼ちゃん(同6歳)の4人が殺害されているのが見つかった。

警視庁の渡会幸治・捜査1課長は「どんなささいな情報でも連絡してほしい」と呼びかけている。

情報は捜査本部03・3482・0110まで。