長野県塩尻市24歳カップル変死事件(平成14年10月) | 雑感

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長野県塩尻市24歳カップル変死事件

 

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平成14年(2002年)10月12日(土)午後9時ごろ、長野県塩尻市広丘郷原の奈良井川河川敷で1台のワンボックスカーが炎上し、車内とその近くから男女の焼死体が発見された事件。

 

遺体で発見された男性は、塩尻市内の会社員、酒井宏樹さん(当時24)、女性は東京都内から遊びに来ていた、男性の交際相手で当時AV女優をしていた桃井望さん(芸名、当時24)。

 

酒井さんは車の後部座席付近で、桃井さんは車から約7m離れた地点で、それぞれ発見された。

 

酒井さんと桃井さんはともに長野県伊那市の出身で、同じ高校の卒業生でもあった。

(酒井さんが1学年上。高校時代、酒井さんは桃井さんを知らなかったが、桃井さんは酒井さんのことを知っており、憧れていたという。)

 

桃井さんは高校時代の憧れの先輩である酒井さんと親しくなるにつれ、AVの仕事に気持ちがなくなり、辞めて演劇に打ち込みたいと親しい友人には打ち明けていた。

 

長野県警塩尻署は「無理心中、他殺の両面で捜査」としているが、捜査本部も立ちあがっておらず、事実上、刑事の面からは進展がストップしている。

 

民事裁判では、2007年に「他殺」の認定が下されている

 

この事件については、細かい情報がかなり出ています。

 

そういった情報はネットでも見ることができますし、書籍化したものとしては、『新潮45』の駒村吉重氏のレポートは、情報量も多くお勧めです。(今回こちらでは、詳細は割愛します。)

 

極めて怪しい人物がいるとされる事件です。(酒井さんの知り合いの、お金の貸し借りの関係)

 

しかし、犯人が誰かということと同時に、警察の動きの鈍さにも、やたら目が行く事件ではないかと。

 

殺害されたのは明らかだと思うのですが、事実上、放置されてしまっています。

 

逮捕したくない~逮捕できない人間が犯人の中にいたとか、そういうことではなくて、おそらく、現場が焼けてしまって、そこに消防隊が水をかけ---やむを得ないことですが---踏み荒らしたため、物的証拠の確保が困難であり、「もう、基本、無理心中扱いでいいじゃないか」と楽な方に流れてしまい、いちおう型通りの取り調べはしたものの、捜査本部も立てないまま、ずっとその状態が維持されてしまった、といったあたりではないかと想像しますが・・・。

 

桃井さんの友人が、当時の警察の動きがうかがい知れるような内容の文章をブログに上げていたので、そちらを、一部引用させていただきます。(記事は2007年6月のもの)

 

警察には、事件後の聴取で
彼女の当時の様子、メールのやり取りの内容全文や、
気になること、纏めた手書きのメモまで渡した。
それでも解決しない。
動かない。
ふざけてた。
それから、警察にメールも出した。
それでも何も変わらない。
変わらないどころか、警察から一通の返信もない。
がっかりよ。
事件には関係なかったんでしょうか、知りませんが、
事件解決するはずの警察があんなんで、私に何ができる?
(中略)
知人に言われたが、あの事件は極めて難しい事件だと。
たとえある程度犯人が分かっていたとしても、
証拠がないと、指名手配どころか逮捕もできない。
どう考えても誰かに殺されたとしか思えない。
でも現状はあれだ。
物的証拠や自首がない限り、解決は難しい。
ルーシーブラックマンさんが殺された事件でさえも、
被告人はルーシーさん殺害については無罪になった。
悔しいけど、犯人を逮捕できるのは、
私でもない、マスコミでもない、
警察だけ。
もう、一部の警察の正義感と、奇跡を信じるしかない。
事件解決を願って。

 

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長野県塩尻市24歳カップル変死事件

長野県塩尻市24歳カップル変死事件

(赤ピンの先が奈良井川河川敷の遺体発見現場。1枚目、水色の丸の中に酒井さんの自宅。桃井さんもここに泊まっていた。酒井さんの自宅から遺体発見現場までは、直線距離で2kmと少し)

 

以下、ウィキペディアの一部をコピペ

 

 突然の訃報

 

2002年10月12日夜、長野県塩尻市広丘郷原の奈良井川河川敷にて、乗用車が炎上しているとの通報があり、消防の出動などにより間もなく鎮火したものの、灯油をかけて燃やされた車内外から男女の遺体が発見され、このうち女性の方が桃井望であることが判明した。

 

焼損の激しさ及び消火活動によって現場近くが踏み荒らされ、検証は困難であったが、彼女の死因が数か所におよぶ刺傷によるものであったことから、警察では現在も男性による無理心中・殺人の両面から捜査している。

 

心中とすると下記の点が矛盾する。

 

・靴が自宅に残されていた (2人とも裸足だった)
・自宅のPCの電源が入っていたままであった
・運転者及び自動車の所有者の男性 (桃井は自動車運転免許を持っていなかった)が後部座席で発見されたこと
・男性は車内、女性は車外で発見された
・2人とも事件以降の日に知人と会う約束をしている
・灯油を撒いて着火したにもかかわらず、灯油を入れたと思われる容器が発見されなかった
・2人とも煙をほとんど吸い込んでおらず、焼死の可能性が低いこと
・男性は事件の数か月前に80万円を貸しているが、借用書に記された名前の人物は存在しない
・桃井の身体にあった刺し傷をつけたと思われる包丁が、男性の左手に握られていたこと (この男性は右利き)

 

また、長野県警察が最初に事件を「無理心中」と判断し、男性の遺族にその旨を告げていたことが遺族の発言によって明らかになった

 

同年11月、男性の両親は「無理心中は考えられない」として被疑者不詳のまま殺人罪で告訴し、翌年1月に受理された。

 

同年4月には男性の友人が中心となって集めた、殺人事件としての捜査を求める約1万人分の署名が、長野県知事に手渡されている。

 

県警に捜査本部設置を求める行政訴訟は、却下された。

 

長野県塩尻市24歳カップル変死事件

長野県塩尻市24歳カップル変死事件

(1枚目、酒井さん自宅付近から遺体が発見された奈良井川河川敷方面へと向かう道。2枚目、奥の川が奈良井川、その手前側に空き地のように開けた部分があり、そこで炎上する車と遺体が発見された)

 

 民事裁判による「他殺」の認定

 

男性が契約していた保険会社は「支払い責任開始から2年以内の自殺 (心中)だから支払い義務はない」と保険金支払いを拒否したので、男性の両親は「何者かに殺害された」として2003年12月に民事訴訟を起こし、保険会社に支払いを求めていた。

 

2007年1月23日、長野地方裁判所飯田支部は「周囲の状況から見て、複数犯であれば殺害可能であり、第三者による他殺」と認定し、保険金の支払いを命じた。

 

民事裁判にて「他殺」と認定されたかたちである

 

民事裁判では刑事裁判にくらべて事実認定は非常にゆるやかであり、刑事裁判の方が厳密とされるが、本件では警察の処分とは明確に異なる無理心中から他殺という判断がされている。

 

(ウィキペディアからの引用終わり)