京都長岡京ワラビ採り主婦殺人事件・その5(メモの件で、改ざんの視点から) | 雑感

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さてこれまでのような見方(改ざんの可能性・・・)に立つとすれば、

 

「メモのどの部分が、どう改ざんされたのか」

 

ということも、一応は考えてみたいのだった。

 

そこで、再びこのメモに目をやると、

 

長岡京ワラビ採り殺人事件1_8

(このメモ)

 

まず一見して、文章全体がやたら(向かって)左に寄っているように思える。

 

普通、全3行の文章を構成するのであれば、

 

長岡京ワラビ採り殺人事件メモ1

 

そのレイアウトは、上の画像でいえば、向かって右側(位置修正済み)のようになるのではないかと思うのだが、実際のメモは、向かって左側(修正前)のように、文章全体が、妙に左に片寄っているように見えるのだった。

 

しかし、よく見るとそれは、3行目「この男の人わるい人」がレシートの左隅に窮屈そうに押し込まれているため、全体のバランスが崩れて、全てが左に片寄っているように見えるだけで、

3行目を無視して1~2行目だけに着目すれば、この2行は、紙面の中ほどにバランスよく配置されているのがわかる。

 

長岡京ワラビ採り殺人事件メモ3

 

ここから、問題の3行目を取り去ってみると、

 

長岡京ワラビ採り殺人事件メモ4

 

これでレイアウト的な違和感が消えたかなと。

 

加えて3行目は、1~2行目と比べると全体的に文字が小さく(ひらがなの部分は特に)、縦のラインもぶれている(斜めになっている)。

 

3行目のこの異質感、不調和な感じ、そして、3行目を除去することによって得られるバランスの良さ・・・

このことから、

 

「もしかすると、Aさんはもともと、この文章を”2行のもの”として構成したのではないか」

 

という風に思えてくるのだった。

 

もしそうだとすると、Aさんによるオリジナルの部分は「最初の2行のみ」であったかもしれず、さらに

 

長岡京ワラビ採り殺人事件メモ6

 

これまでも触れてきたように、黄色の部分の乱れっぷり、例えば、文字の大きさのばらつきであるとか、字間の不統一、誤字による訂正、縦のラインのぶれ、

そして、画像中の文字の濃淡を見る限りでは、「筆圧」ということについてもばらつきが見て取れるのであり、

一方で、赤色の部分にはその種の乱れがほぼ見て取れず、ひいき目かもしれないが、赤色の部分は、自分には落ち着いた丁寧な筆跡に思える。

 

また、この3行の文章の不気味さ、恐ろしさを演出する核となっているのが、実はもっぱら黄色の部分つまり、

 

「オワレ(て)」

「たす(け)」

「この男の人わるい人」

 

の部分なのだ、ということも見て取れる。

 

とすると、この黄色の部分と赤色の部分は、それぞれ別人が、別の意図をもって書いたのかもしれず、例えば、

 

「Aさんが(おそらくは職場の机の上で)落ち着いて書いたのが、赤色の部分だ」

 

と仮定すれば、

 

「捏造者が、誤字やカタカナを織り交ぜながら、それらしく乱れた筆跡で後付けしたのが、黄色い部分だ」

 

と見ることができるかもしれない。

 

とすると、もともとAさんが書いていた原文というのは、

 

長岡京ワラビ採り殺人事件メモ5

 

この空欄の部分に適当な文字が入った、全2行の、おそらくは、職場の同僚に向けた業務上のメッセージか何かだったかのもしれない、と思う。

 

一例を挙げれば、それは、

 

長岡京ワラビ採り殺人事件メモ2

 

こういった文面が考えられるだろうか。

 

一部を空欄のまま残してしまったが、単に適当な語句を思いつかなかったせいなので(苦笑)、もしよければ、このブログをご覧いただいている方で、各空欄に当てはまる適当な語句を、お暇なときにでも考えてみてください。

 

ともあれ捏造者は、Aさんによって書かれた上のような2行の文面に、おそらくはまず、捏造の核心的内容を含む3行目(この男の人~)の全文を書き加えた。

 

「悪い男に追われ、身の危険に晒されている女性」が、その「悪い男」を称して

 

「この男の人」

 

などと書くのは、あまりに不自然ではないか、普通は、「この男」「こいつ」などと書くのではないか・・・

と、人々は思うであろうし、そう思って当然なのだが、

 

しかし、そこらあたりに配慮して「自然な捏造文」に仕上げようという思慮は、この捏造者には働かなかったのだと思う。

 

いやむしろ捏造者は「女性による文章」を心がけるあまりに、ついうっかり「この男の人」という、物柔らかな表現にしてしまった、と思う。

 

それはちょうど、あまり上手くないネカマが、ネット上で

 

「~~だわ」

「~~だわよ」

 

などと書いて馬脚を現してしまうのと同じで、逆に言えば

 

「3行目を書いたのは、男だった」

 

からこそ、「女性風に、女性風に・・・」と意識するあまりに、

 

「この男の人」

 

という、いかにも女性風な、物柔らかな表現にしてしまったと想像する。

(本当にこの部分を女性が書いたのなら、「この人」「この男」「こいつ」等の、もっと素っ気ない~粗い表現になったのではないだろうか。)

 

それはともかくとして、捏造者は次に、3行目の内容に合わせようとして、1~2行目に改ざんを施し、全体として切迫した、恐ろしげな雰囲気にしたのだと、このような流れを妄想するのだが・・・

 

しかし、このメモの仕上がり具合の悪さからすると、おそらくは、細かい部分にはあまり配慮せず、その時の気分で即興的に仕上げたものか、

あるいは、誰かに命じられて嫌々やった”やっつけ仕事”だったのかな・・・という気がしないでもない。