こんなタイトルを振っておいて言うのもアレですが、
「未解決」も何も、
的(まと)自体が存在しないのでは、
どれだけ捜査しても、
虚空に向けて矢を放つようなものかと。
それは「的外れ」になる以前の問題で、
はなから的が無いのだから、当てようがない。
白バイ隊員になりすまし、
現金輸送車ごと3億円を強奪したこの事件で、
警察は、存在しない犯人を追い詰めるため、
当時の金で9億円を浪費したという。
鬼刑事・平塚八兵衛さんも、
演技には苦心したものと思われた。
事件史において
「戦後最大のミステリー」
と呼ばれているこの事件。
どちらかというと、
事件そのものというよりは、
「事件後の警察対応」
それこそが、
戦後最大のミステリーなのだった。
この事件を題材にした
松本清張原作のドラマが放送されるとのこと。
事件について、まだあまり知らない人は、
この機会に「三億円事件」について調べてみてほしい。
家族、親子、世間体、保身といった身近な問題から、
当時の政治状況、人権、陰謀、国家権力、組織を守る、
といったことについても考えさせられる。