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書展:空間と光のコラボ 福井・吉川さん、京都・東山の得浄明院で /福井

毎日新聞 5月3日(木)15時42分配信

 一昨年、京都市東山区の「得浄明院」(伏見誓寛住職)の門標を揮毫(きごう)した毎日書道展審査会員、吉川壽一さん(69)=福井市=の書展「出会いを愛でる京都展」が13日まで、同院で開催されている。
 得浄明院は長野市の善光寺の京都別院として1894年に建立された尼寺。一昨年、吉川さんが寺名の門標を約110年ぶりに書き換えたのを機に、交流が続き、今回春の特別公開と合わせて寺の本堂や廊下、和室などに作品約100点を展示することになった。
 廊下には、約40メートルの絹本に約2カ月かけて書いた聖武天皇の「雑集」の臨書作品が展示されているほか、和室の1室には、光を放つ特殊塗料で書かれた「夢」などの文字とLEDを用いた「コニカミノルタ」との光のコラボレーション空間が広がる。別の部屋はそれとは対照的に、暗闇にぼんやりと浮かび上がる吉川さんの書を小さな窓から除くという趣向が凝らされている。
 吉川さんは「お寺という日本空間の中でいろんな試みに挑戦してみた。文字の大小や明暗など総合して思い切ってやってみた」と話している。
 同院はアヤメ類の中で一番早く咲き始めるという「一初」というアヤメが見頃を迎えているほか、善光寺と同じく本堂下の真っ暗闇の戒壇を巡る体験もできる。拝観料は500円。【青山郁子】

5月3日朝刊

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