1週間前の昼すぎくらい、まったりと、のほほんと、PCで映画を観ていたら急に胸が締め付けられたような感覚になり、とても苦しくなりました。
肺が急に小さくなったような感じで、なかなか空気を吸い込めないのです‥
全神経を呼吸に集中しないとうまく呼吸できなくなり、変な汗が噴き出してきます

私は胃ろうは作りましたが気管切開していません、

在宅でNPPV療法(非侵襲的陽圧換気療法)、要するにバイパップですね、マスク式の呼吸器を使っています。
今の所、夜間の就寝時と夕方にたまに使うくらいで、この苦しくなったときはバイパップはつけていませんでした。

それまでに経験のない事だったので、「これはやばい」と焦りながらも何とか出来るだけゆっくり深く呼吸しながらも、その時にいたヘルパーさんにバイパップを装着してもらおうとします。

が、

こんな時に限って、1.2を争うくらいに頼りないヘルパーさんで、今までそのヘルパーさんにバイパップを装着してもらったことはなく、操作方法を知っているとも思えないので、とりあえず使い方の説明資料を見てもらうべく、

「呼吸器の下に置いてある説明資料に目を通してください」

と苦しい中、視線入力でなんとか伝えました。

ちなみに、我が家の呼吸器(バイパップ)は、三段棚のコロコロと動かせるタイプのワゴンの一番上に乗せてあり、説明資料はその下の段に見えるようにわかりやすく置いてあります。

 

 

こんなふうに↓ 二段目の真ん中に立ててあるのが説明資料です

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そのヘルパーさんは全然見つけられず、挙句の果てに
「え~?どこですか~」と言いながら、呼吸器(バイパップ)を持ち上げて‥‥「ないですよぉ~」

(‥‥確かに、下、って言ったけど‥‥下の[段]をみろよ‥誰がそんな所に隠すねん‥)と思いながら、この人には無理だと判断。

この人にわかるまで説明する余裕はなかったし、どれだけ時間がかかるかわからなかったので「呼吸器つけたいから緊急で訪看呼んで」とだけ伝えて、自分の呼吸に集中し、看護師さんを待つことにしました。

タイミングが良かったのだと思いますが、10分くらいで来てくれて、バイパップをつけてもらうとすぐに楽になり、事なきを得ました。
2時間ほど使い、外しても特に問題なく過ごせました、ちょっと焦りましたが元の状態に戻れてよかったです

バイパップはマスク式の呼吸器とはいえ、立派な人工呼吸器としての位置付けなので、その操作は家族か医療職に限られていて、ヘルパーさんが操作することは禁じられています。
ですが今後バイパップを使う頻度は徐々に増えていくでしょうし、その都度、看護師さんに来てもらうのはさすがに無理があります。

おかしな話ですが胃ろうへの注入投薬もヘルパーさんには認められていません。
私のようなヘルパーさんに頼りきりの人間は、じゃあ誰が入れるんだよ?って話ですよね
ほとんどのヘルパーさんは入れなきゃしょうがない‥ので、なぁなぁで入れておられると思います。


ヘルパーさんによるバイパップの装着も注入投薬も、本来はしてはいけない事だけど、今の私には必要なことなので、お互い気兼ねなく支援してもらえるように、免責同意書を取り交わしてはどうか?と、難病相談員さんの提案があり、そのようにすることにしました。
万が一、不測の事態に陥っても、その行動は私の希望したことであり、ヘルパーさんには何も責任はなく、損害賠償なども起こしません。といった内容です。

現状は、今回のようにバイパップの知識が全くないヘルパーさんもいれば、二つ返事でサッ、と装着してくれる経験の豊富なヘルパーさんもいますが、いつでもつけたいときに使えるように、看護師さんから操作方法や装着、脱着方法の指導を各ヘルパーさんにしていただく方向で動いてもらっています。

苦しくなった原因を考えてもよくわからず、その時、観ていた映画の内容が良くなかったのかな?くらいしか思い当たりません

[それでも夜は明ける]という映画で
1841年アメリカの黒人奴隷や人身売買が横行する時代の話なので、見るに堪えないシーンもあるし、確かに胸が締め付けられるような気持になるような映画ではありますが、感情移入して観てたわけではないし、特に感傷的にもなっていません。フラットな気持ちで観ていたつもりなんですけどねぇ‥
 
本当に苦しくなるとはビックリです( ゚Д゚)そんなことある?って感じです。
自分では気付いていないだけでメンタルはガタガタなのかもしれません

映画くらいゆっくり観させてくれぃ( `ー´)ノ



ほなまた。