「金相場」から2014年度の経済動向を考えてみた | 河豚の遠吠えVer2.0

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Googleニュースからのリンクから辿ってみたら珍しくBloombergのサイトに行き着きましてこんな記事を読むことができました。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MY106T6KLVRV01.html?cmpid=yjp

このブログでもたまに思い出したように書いてきましたが、σ(・ω・*)は今でこそ無職の状態ですが9年間、商品先物取引に携わってきた経緯がありまして今でも日本経済新聞の商品面は飛ばさずに読んでいるような人間です。

なので、資源国の動向という部分についても割と敏感なのですね。今、σ(・ω・*)が携わっている事が主にIT系だったとしてもね。

さて、最近の記事として南アフリカのネルソン・マンデラ氏の事について書いたと思いますが、この記事もその南アフリカの話です。
金相場が最近、値段を下げてきている事に伴い南アフリカでの金鉱山が閉鎖、または鉱山会社が事業採算が取れずに倒産なんて状態になりつつあるようですね。

記事の一部を引用しておきますと、南アフリカではこんな状態らしいです。

今年の金相場の下落幅は1981年以降で最大。南アの統計当局によると、同国の産金業界では1-9月に1万4461人が解雇され、9月時点の雇用者数は12万6587人。各地で労働者のストが発生しており、産金業界は揺れている。

・・・ネルソン・マンデラ氏が生きている時、そしてANC(アフリカ民族会議)が政党として最も活発に活動していた時でも、鉱山労働者によるストライキ発生と言うのはよく聞かれましたが個人的に記憶している限りにおいては、この材料だけでは金相場が目立って高騰したという事はありませんでした。
理由はいくつかありましたが、大雑把に言えば以下の2つです。

■南アフリカ以外にも金鉱山の開発が進んだ国家が目立ち始めたこと(例:オーストラリア)

■世界的に低金利化が進み金などの実物よりも証券市場に資金が流入した事。

後、加えるとすれば工業用品・宝飾品としての金の需要が減退した・・ってな所でしょうか。

ところが、かの9.11以降は世界経済に大きなインパクトのあった事柄が相次ぎ「有事の金」が見直されて買い戻されてきた、というのが現在の金相場のおおまかな流れです。まぁ、正直言ってσ(・ω・*)が商品先物に携わってきた時には考えられない水準まで騰がりましたね。

で、ふと思い立って久しぶりに金相場のチャートを眺めてみようかな?と思い立ちまして。

東京金週足チャート

まずは円建て相場。と言っても、日本商品取引所の金先物相場の週間足チャートですが。先週末までの相場が入っています。

・・なるほど確かに下げ基調ですな。
ただ、大雑把に申し上げると3,800円と言うのが下値抵抗線になってるようで結構、ここが固そうです。一時的に今年の6月に3,750円と言う値段をつけたようですが、そこからはすぐに反転してるようです。
ただ、チャートの流れはあまり良くない・・と言いますかもう一段の下げは年初辺りにある気がしますな。

続いて、長期トレンドを考察するために「月足チャート」を見てみます。

東京金月足チャート

移動平均線の短期線が下向きに向かっており、長期線の流れにクロスしそうな流れです。相場でいうところのデッドクロスってヤツですが、この線形が出ると相場の流れは当面は下向きとなるシグナルが明らかに出てますね。
4月に大きな陰線が出て、この時の出来高が今年で一番大きかったようですがそれ移行の出来高が減少の一途を辿っていると言うのが不気味っちゃあ不気味な姿です。
大きな売り材料でも出れば、一気に値崩れを起こしそうな形です。
長期トレンドで見ると一度4,000円台を割れこめば、下値目標は2008年につけた2000円台前半といったところになるのでしょう。

次にニューヨークの金相場を。

NY金週足チャート
まぁ、こちらの方がある意味で分かりやすいかも知れません。明らかに相場の流れは下向きです。
ドルが主要通貨に対して強くなっている事、また経済指標が好調な事で株式に資金が流れて行ってるのでこんな姿になるのでしょうね。
次に月足チャート。

NY金月足チャート

東京よりも先にデッドクロスをつけており、相場の流れは完全に下向きですな。

消費や雇用統計に改善の兆しが見え始めてはいるものの、実態としてはまだ厳しいアメリカなので金融当局による量的緩和と低金利政策はまだ続くので、株式に投資するしかないというのが実情なのでしょう世界的に。
後、ギリシアの債務問題からは少し落ち着いたEUも南欧諸国の隠れ債務の問題がありましたが、南部ヨーロッパの大国であるスペインの財政が思ったほど悪くなかったせいか一頃に比べるとあまりうるさく言われなくなりましたね。
そうは言っても財政の立て直しと景気の両立はなかなか難しいので、景気が好転して賃金も上昇し消費も増えたなんて話はこの地域からは、とんと聞こえてきません。まぁ、いずれアメリカに引っ張られる形で、経済指標も良くなる可能性もありますが・・。
そんな訳で、EUの民間資金もアメリカと日本の証券市場に来ているのでしょうね。現に日本の証券市場における「外人買い」は史上最高だそうですし。

さて、以上の事柄から「見えてくる事」は・・・・?

大きな異常気象・天変地異による災害がないようならば、2014年度の経済は明るいかも知れません。もっともその過程の中で、日本国内では消費税の増税があり一時的に経済成長率は落ちると言われてますが、8%の水準で数年間様子見をしてくれる事とまた安倍政権も経済界に対して賃上げを要請しているように所得水準を上げるような施策をしてくれると、尚更良いかもしれません。

金相場も実需と言うよりは「金融相場」で騰げてきた訳ですが、世界経済の見通しも少しは明るい兆しが見えてきた感じがします。
但し、来年度に向けての最大のリスク要因は北朝鮮を含む朝鮮半島と中国の先行きじゃなかろうか?と。
リスク顕在化の「萌芽」はいくつか見えてきてますが、長くなるので割愛しますね。機会があればまたいずれ、そのことにも触れたいとは思ってますけど。
それもそんなに遠い時期に・・。

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