こちらあみ子(2022)
〜あらすじ〜
あみ子はちょっと風変わりな女の子。
優しいお父さん、いっしょに遊んでくれるお兄ちゃん、書道教室の先生でお腹には赤ちゃんがいるお母さん、憧れの同級生のり君、たくさんの人に見守られながら元気いっぱいに過ごしていた。
だが、彼女のあまりに純粋無垢な行動は、周囲の人たちを否応なく変えていくことになる。
主人公は広島で暮らす
小学5年生の女の子「あみ子」
風変わりな子と表現されていますが
発達障害のある子供とその家族の話で
ほのぼのした家族ドラマだと思って
視聴すると痛い目に遭います
感動で心が震えるというよりは
身につまされる思いでいっぱい
確かに感性は刺激されたかも知れない
でも、あみ子を取り巻く環境が
あまりにも優しくなくて
生きづらくて
唯一優しかったのは保健室の先生だったように思う
誰もあみ子を
ちゃんと見ていないんですよ
特に両親が
私には現実逃避しているように
しか見えなかった
《発達障害を放置するとこうなりますよ》
そんな映画が作りたかったのかとさえ思う程
あみ子を演じた子役が良かっただけに
凄くもどかしい
落とし所を探すのが難しい映画でした
発達障害の子供に必要なものは
早期療育と周りの受け入れ態勢、理解
これをすっ飛ばすのは
あまり現実的じゃないです
生きづらさをそのままにして
誰が救われるの?
ここ最近で最もしんどくなる作品でした