昨日紹介したマドリードの「ムーブメント15M」 ですが、会場になっているプエルタ・デル・ソル広場に
昨夜も行って来ました。
引き続き恐らく数千人の人達がソル広場に集まっています。
会場に行くと下のような地図が用意されています。
普段は単なる街の広場であったところに多くの人が集まり、役割毎に班が設置されています。
地図の右側に列記されている班の内容を書き出すと、ざっと下記のようなものがあります:
参加者コーナー (この活動に参加したい人を受け付ける場所。ここで聞くと、
今どこの班で人出が足りないかを教えてくれる)
コーディネーション
創作活動
救急医療
図書室
インフォーメーション (この活動の全体的な情報を得ることが出来る)
アクティビティ
アート
移動
法務(有志の弁護士が集まってこの活動の支援を行っている)
インフラストラクチャー
大工仕事
活動の拡大(この活動の他都市への拡大のコーディネートを行っている様子)
食料 (三か所位あって、サンドイッチその他の軽食を作って参加者に提供している)
広報 (マスコミへの対応)
敬意 (周りの人々に迷惑をかけないように参加者を啓蒙している)
女性解放
ワークグループ
ミュージック
環境問題
保育園 (子供が遊べるように絨毯が敷いてあり、まさに保育園そのもの)
子供用図書室
オーディオビジュアル
愛 (→ これなんだろう。 愛の話をするのかな?)
提案
動物愛護
トイレ
無秩序に始まった集まりなのに、しっかり自主的にオーガナイズ出来ている。
スゴイです・・・。
昨日も書きましたが、会場内ではお酒を飲むことは基本的にタブーで、且つ禁煙です。
参加者たちの子供たちも居るので、たばこを吸いたい人は、会場から離れて吸って下さいと言う
事になっています。
つまりとても健全な"村”なのです。
丁度深夜0時に、「5分間の沈黙」が行われました。
叫び声を上げるのではなく、「静かなる抗議」です。
沢山の人が集まっているにも関わらず、しばし静寂が訪れます。
印象的でした。
ギリシャでも同様な活動が始まりつつあるらしいですが、
どうか「デモ」であると勘違いされず、このマドリードの平和的なフィロソフィーを
そのまま受け継いでやってくれればいいなと思います。