欧州域内の旅行では、よくRyanairのお世話になります。
いわゆるローコストキャリアですね。
基本的には、他キャリアと比べると安いです。
使い方さえ覚えてしまえば、結構悪くはないのですが、
普通のキャリアと同じだと思っていると、痛い目に遭います。
先ず航空券はインターネットでしか買えません。
そして、必ずオンラインチェックインをして、搭乗券をプリントアウトして空港に持参する必要があります。
これを忘れて空港でチェックインしようとすると、一人40ユーロ位取られます!!
オンラインチェックインを忘れないようにして下さい・・・。
飛行機自体はまあ普通の機体です。
席番号はありませんので、早い者勝ちで席を取ります。
唯、Priority Boading があって、一人5ユーロ位追加で払うと、先に搭乗出来る列につけます。
分かりやすい!
私は大体この5ユーロはケチらずに、Priorityの列について、他の席よりもちょっと前の席との
間隔が広い非常口席を狙うようにしています(笑)。
荷物の超過重量にも超ウルサイです。
500グラム超過していたら、超過料金を取られる感じです。
通常の航空券の料金だけだと、10kg以下の機内持ち込み手荷物(大きさ制限もめちゃ厳しい!)
一個だけしか持っていけません。あらかじめ別料金を払う事で、15kg か 20kg の荷物を預けることが
出来ますが、これを忘れて空港で急に預けようとすると、これがまた超高いのです。
ですので、皆荷物の重量には非常に神経質にならざるを得ません。
長い列を待ってチェックインカウンターまでたどり着いたところで、
「はい、3kg超過で追加料金xxユーロです!」、「たけ~!!」 みたいな
事にならないように、空港によっては下の写真のような荷物の重量計が
置いてあります。
でも、これ、なんと有料なのです・・・。
荷物一個計量で1ユーロ、二個で2ユーロ・・・。
コインを入れないと使えません。
ここまで徹底していると感心しますね・・・。
機内では当然水も、お酒も、食べ物も(サンドイッチ位しかないけど)全部別料金です。
新聞も有料です。
Ryanairの機内誌だけは無料で読めますが・・・。
それから席の背もたれのリクライニングは出来ません。
前の席の背もたれ部分に通常ある、雑誌とかを入れるポケットもありません。
着陸が近くなると、スチュワーデスがゴミを集めに廻ってきて、基本的に全てのゴミを
回収します。 つまり、着陸して乗客が降りたら、機内の掃除とかせずにすぐに次の乗客が
乗り込んで来れるように準備しているのだと思います。
唯、この航空会社は、遅れないのが自慢らしく、目的地に着陸するとファンファーレが鳴って、
「はい、又遅れませんでした~! Ryanairのフライトの 90%はオンタイムです! 欧州で一番遅れない
航空会社です!」とアナウンスが流れます。
確かに余り遅れた事はないかもです。
手強い Ryanair ですが、勝手が分かってしまえば、なかなか悪くはないかと思います。
人に薦めるか?と聞かれると迷うところですが、私自身は結構使っています。
勇気のある方はどうぞ(笑)。