メリル ストリープ(Meryl Streep)さん、オランダ系米国人の女優さんです。この方の笑顔が大好きです。 品があって、暖かくて 心がほっこりする笑顔です。

ニュージャージ州の生まれでイエール大学の演劇科から大学院を卒業されて、この道に入られて、1979年のクレイマー クレイマーや、1995年のマデイソン郡の橋 等印象深い映画に主演、沢山の賞も取られている女優さん、すでに70歳を越えておられますが、素晴らしい笑顔です。

 

この方の笑顔が私の理想の姿です。 こんな笑顔で過ごせたら。きっと周りの方もほっとされる、癒され、元気になり、幸せな気分になることが出来るのではないか? と思います。

 

スイス、ドイツ、アイルランド、イングランドの祖先をお持ちの方ですから、丸きり日本人の私には飛び上がっても出来ない素敵な笑顔ですが。。。

 

 

 

幼い頃から大学の構内で成長しました。父が事務局に勤めていたからです。国立大学の中と言うのは警備がしっかりしていて、

正面には守衛さんもおられ、限られた人しか行き交う事はありません。祖母から、【校内で会う人は偉い人やら、いずれ偉くなる人ばかりだから、黙って頭を下げて、ほやっと笑顔を見せれば何も言わんでもよか。】と挨拶の仕方を言われて育ちました。

 

米国に行きましたらシャーリーママが、【近所で会う人は貴女に危害を加えませんよ という意味で、話しかけるので、ハローと言ってニッコリするだけで、良いんだからね】と教えられました。

 

更にホテル業に入りましたら、笑顔の大切さをひしひしと感じました。 機嫌の悪い日は笑顔が出来ずに、 両方の唇の端っこを きゅっと上げるだけで笑顔になる事も学びました。

 

約、半世紀何とか米国でまともにお仕事をして、アメリカ中飛び回って仕事をこなしてきたのも、半分ほどは此の笑顔のお陰のような気がします。

 

新聞を読む人が少なくなったそうですが、私は活字好きなので、新聞を一日遅れで、毎日読んでおります。

日々のニュースや出来事、社会の変化はネットやスマホがあれば十分な社会になってきましたが、最近の新聞は読み物としての

役に立つ記事や、珍しい分野の方々の書いておられる物で、とても貴重な一般の我々にも大切な事が、沢山あるのです。

 

東京大学の中川恵一先生の【がん社会を診る】という記事のファンです。 

癌に就いての本やエッセイや読み物は多いですが、この先生は大きな見地から癌に就いてを、書いて下さっています。

上の記事には【花粉症でガンのリスクが低下するのですよ】と書いておられます。 誰でも高齢者になれば癌になる可能性はあるようですが、其れを回避するには? と言われれば読みたくなりますね。

 

これはシリーズで書かれていますので、お仕事が現役の方々はご存じだと思いますが、細胞学の専門家によると、85歳以上で亡くなった方の細胞を調べると殆どの方に癌細胞が見つかるそうです。他から移ってくるものではなく、自分の身体で発生するものだそうです。

 

 

そして高齢者の転倒の危険性にも触れておられます。 万病の元になるようです。そして先生は 癌は人生の終わりを確かめ合うだけ与えてくれる病気だそうで【私は癌で死にたい】とおっしゃっておられるそうです。 

 

私は職場の先輩をお二人、60歳代の働き盛りに膵臓癌で亡くなられました。 そのお一人から、君はいつも笑顔ですね。と言われた事があります。 何も会社のお役に立てない、此れで良いのか?と思って居た頃ですから、せめて祖母の教えの笑顔だけは絶やさないでと心掛けていたのです。

 

最近、顔の皺も増えました。

自撮りするのは少し気が引けるのですが、現役を引退して20年経ちますが、道で出会う知らない方にも、マンションで行き交う人にも、 笑顔だけは忘れないで差し上げるように心掛けているのです。 メリル ストリープさんの笑顔には及びませんが。。。