永住帰国して4年経ちますが、コロナのせいで行動を制限されて、元々、慎重な殿は帰国前には、【帰ったら、日本を知る為にJRでゆっくり国内を回ろうね。】と話していましたが、世間の不用の外出禁止に阻まれておりました。 真面目に何処にも出掛けずにおりましたが、そろそろ会いたい人には 逢っておかねばと、命の方が待ってくれないと、東京方面に出かけました。

 

私は東京は苦手で、仕事で同伴者が居て、タクシーで動くのは構わないのですが、自分では地理も頭に入ってないですし、生れ故郷と言われてもすっかり変わってしまっています。其れに歩くのが苦手!!でパスです。 殿は大学時代と渡米する前にホテルで仕事をした数年間、都会の真ん中に住んでいましたので、勝手知っている懐かしい東京です。

 

 

長くお付き合いしている親友もホテルを引退されておられ、ゆっくりと男二人で温泉に行き、飲んで喋るだけの旅、バチェラーパーティーですね。米国ではパーティーは原則、パートナー同伴ですが、結婚前に男だけで宿泊して独身最後のお喋りをするバチェラーパーティーだけは、別です。 其れは時には中年の男たちがホテルを取って、フットボールの優勝戦などを観る時にやると聞いています。 彼は二人で飲んで喋りたいと言っておりました。

 

其の後、都内で彼のお身内の方々のお見舞いやらお祝いやら、いろいろ会食などする予定で、出かけました。

 

私は3日間独身になりました。

ランチしましょうか?と言ってもこの辺りは良く知らないし、 病気で退院した友人とも会いたい、寒いので遠くに行くのは嫌だしと考えて、其れでは気楽な友人だけお喋りするこちらは、(レデイースナイト)にしようと思い立ちました。

 

米国では、殿も出張の多いホテルの仕事でしたし、彼の出張中、食事をわざわざ作るのも面倒で、屡々 レデイースナイトを計画しておりました。 何しろ周りは皆、仕事をしている友人ばかりです既製品を持ち寄って仕事の後、我が家に集まって、喋るのが主役です。日頃の職場でのうっ憤がボロボロ出てきて、其れを理解してくれる友人達が居て、精神的な癒しにはもってこいなのです。

 

前日、御魚屋さんに行き、【高齢者の女性、4人です】とお刺身を頼みました。大きい鉢盛りはいりません、この位の洋皿に入るほどの新しい御魚の前菜が欲しいのです。

 

 

 

一番近くにお住いのY子さんは、その日のお教室の予定を変更され、お世話なさっているお姉様を宿泊にお預けになって、お昼過ぎには【何かお手伝いが必要ですか?】と来て下さいました。

 

米国式の持ち寄りパーティーではないですが 【何か1品だけお持ちくださいね】とお願いしましたら、美味しいチキンや、野菜物、

それに この日、偶然に誕生日をお迎えになるN子さんの為にケーキのキャンドルが欲しいとLINE入れましたら、Rさんがロールケーキを持参してくださいました。

 
卵焼きは御土産にも出来るからと、4本巻きました。【あらら、ベランダで鶏飼っているの?】 などと、冷やかされました。

 

 

高齢者だけではありません。40歳代が一人入っておりますが、この寫眞は高齢者だけです。 普段着でご近所さんが夕方からお喋りに ちょっと集まったという雰囲気です。

 

バースデーガールのN子さんのキャンドル付きケーキは寫眞を撮り忘れまして、さっさと胃の中へ消えました。 残念!!

四人の内、お二人の方が全くの下戸で、真っ赤になられるそうです。一人だけ【お酒大好き!!】 の方がおられました。 

 

 

 

米国の郊外では多少アルコールが入って居ても、或る程度冷めていて、まともに運転して居れば、パーティーの後も運転して帰宅しておりましたが、日本は狭いし、少しでもアルコールが入ると運転禁止です。  9時前にはお片付けも手伝って頂いて、お開きに

御若い一人が車で来ておられて、夜はゲスト駐車場に使えるすぐ前に停めて下さって居ましたので、お二人を安全に、確実に送って頂きました。 ありがとうございました。RMさん。

 

アメリカでは庶民でも年に数回は自宅で其れなりのパーティーをするようです。 【部屋は片付くし、物を整理して捨てるのに丁度良い機会なのよ。貴女らしい集まりでいいのだし、それが嫌いな人は、次から来ないから。】とシャーリ―ママが教えてくれていました。

 

お部屋を解放したという事は寝室にも入って良い事です。 此処はバッグなどを置いておく場所になります。 先ず新しいお友達が来られたら、家中を見せて案内します。 これはカウボーイの時代から【怪しい人は隠れて居ません。貴女の家と思ってくつろいでください。】という意味だそうで、お座敷だけ見せて其処で過ごして頂く日本のおもてなしとは、基本的に違う気分を想い出して、皆さんから元気を一杯頂きまして、楽しい宵になりました。

 

この寫眞は私は一番太っていた頃、一番忙しい頃です。

 

パーティーはお喋りが主役ですって言いながら、今日は食べ物の写真ばかりで済みません。 他にも撮り忘れていたのが一杯です。ボケてきたようですが、元気に頑張りましょう。