6月に 親しい友人を亡くしました。 私よりお若い人で まさか? とビックリでした
彼女とはNYで出会いました。 その時は まだ 大使館のお客様として大使館にお泊りだったのです。 私とは住む世界の違う方だと思っていましたが、やがて彼女が自分のアパートでルームメイトをみつけて生活を始め、何となく気の合う人だって判りました。 仕事に就きましたら何と私と同じ職種 それも アメリカ系の有名なNYのホテルのインターナショナル部長秘書でした。
それからは 一緒に遊ぶようになりましたし、 日本から進出してきたホテルのアシスタントマネジャーをしていた私は ホテルのセミナーを机を並べて受けた事もあります。 我が家でパーティーをすると必ずやってきてくれましたし、彼女はお酒も好きで 私とはよく飲みました。 夏は(この家は冷房があるから 終わりまで居よう)などと冗談を言って 夜中まで喋ってました。
今週末 その彼女をマリナデルレイで 送らねばなりません。
話が飛んでごめんなさい。 10数年経って 彼女はLAに住むようになったのです。
日本に帰国して知り合った人と一緒に暮らしたいと思ったとき、LAしかなかったようです。彼女の気持ちを後押ししたのが私だったと 後で知りました。
何とかなるわよ。 思い切って来て見たら? とか言ったそうです。
そして 彼とも結婚できて、CENTURY PLAZA のスイートを借りて行った結婚式のレセプションには 私も出席しました。 その後 彼等は事業を始め、私は単なる事務所のアシスタントから、段々地位もあがり、出張も増え、忙しくなって あまり仲良くする機会が とれませんでした。
でも いつも気になる存在だったのです。
日本に帰って 数ヶ月 ホスピスに入った彼女は 発病から3ヶ月で 旅発ってしまいました。 あまりにも早すぎる旅たちでした。
今年の 7月でした 突然知らされたときは もう彼女は 亡くなっていました。
数年前に お母さまを送り、今年 二人姉妹だったお姉さまを肺癌で亡くし その後
自分も肺癌だと判ったそうです。 3日後には 日本へ飛んだそうです。 何しろ東京には 眼科の開業医だったお母さまのお知り合いの優秀なドクターが沢山いらっしゃいますから。 でも既にステージ4だったとか。
この DREAM ONEで 彼女の灰を海に撒きに行きます。 土曜日の朝 9時に船が出るそうですが 私には初めての経験なので、何処からどうやって出るのか?
家から どの位掛かるのか? 知っておかなければ 船に乗り遅れては大変ですから、下見に行きました。
当日は 乗る船と一緒の写真など 撮る余裕はないとおもいますので 船と一緒に一枚とりました。
海にお骨を灰にして撒くというのは 彼女の希望だったそうです。 とえも綺麗な海辺です。 此処から 出て 少し沖まで船を出すそうです。
此処は 観光地でもあり 昔はとても賑わっていましたから LAに来られた方は良くご存知の方も多いはずです。
こんな形で長年の友人に別れを告げる事になるとは思いませんでした。 今朝 海に投げるお別れの花束もフロリストに頼みました。
タイミングよく 今日 こんな文章を読みました。
森の中には 数多くの木があるが、人にはそれぞれ (自分の木)というものがある。人が生まれるとは その(自分の木)から 魂が下りてきて、人の身体の中に
入る事であり、逆に(死)とは 身体がなくなるだけで、魂はその木のところに戻ってゆくのだ。 と。。。。 私は宗教は良く知りませんが 生まれ変わりは信じられそうです。 この世で姉妹だったり 親友だった人は 次の世界でも又 出会えるとか?
私も そうこの数十年以内には 別の世界に行く予定です。 彼女とは 又 森の中で きっと近くの木に戻って 逢えるのだと 信じています。
セレモニーには 私が一人で 参加する予定なので 今日の下見には 彼が付き合ってくれ、ランチを食べた後でしたが デザートにこの店で チョコレートとラズベリー味のダブルジェラードとコーヒー それに マルゲリータの小さなピザを 食べました。 元気で 美味しいものが食べられるだけで幸せだと思います。