私はわりとペンにこだわる方だ。

持ち心地、書き心地が良いのを探してしまう。

学生時代はあまり太い軸のものを好まなかった。

いつの頃だったか。

ドクターグリップ4+1を握って「お?」となった。

太いのに握り心地が良くて。

軸を親指と人差し指の水掻きにのせると安定する。

細いペンでは軸を人差し指の基節骨にのせていた。

その握りでは手が小さくて太い軸を持て余した。

4+1はサラリと水掻きにのった。

それだけ太かったということだろうと思う。

そんな守備範囲から外れたペンをなぜ手に取ったのか。

理由はもう忘れた。

ドクターグリップというブランドへの憧れ。

あったかもしれない。

初代のボールペン、ペンシルも購入した。

ペンシルは今もペン立てに鎮座している。

ボールペンは早々に友人にあげてしまった。

代替わりしても新しいものを購入してみた。

その度に引き出しの奥に消えた。

そして握った4+1。

グリップラバーが薄く比較的硬い。

軸の重量バランスがペン先寄り。

全体的にずっしりしていて安定感がある。

そういうトータルバランスが「お?」につながった。

のだと思う。

今、私の手元には3本のドクターグリップ4+1がある。

そんなにいるんかい。

いや、まぁいろいろあって。

アクロインクとか出たし。

そして先日。

ジェットストリーム4&1を購入した。

浮気してみた格好だな。

身の回りにはジェットストリーム4&1があふれている。

職場ではドクターグリップ4+1派は私だけ。

ジェットストリーム4&1は複数人が使っている。

なんなら電話の横にも転がっている。

私にはドクターグリップ4+1ほど握りやすくない。

ならば、なぜこの度それを購入したか。

 

子どもに買ってあげたら気に入って使ってるから。

 

うらやましくなっちゃったんだよね。

なんて。でもホント。

まだじっくり使ってないけど、少なからず違いに気づく。

握り心地はぜんぜん違う。

グリップにかえしがなくて素直にやや先細り。

軸は全体として紡錘形で尻に向かう方がより細い。

重量は明らかにドクターグリップより軽い。

持ち上げる時に感じるぐらいで書いているときは同等。

重心位置はペン先寄りでドクターグリップと大差ない。

グリップは私が握る位置ではこちらが若干太いと感じる。

水掻きに乗る軸が細いせいでそう感じるのかもしれない。

要するにグリップを含む軸の形状がまったく違う。

どちらが握りやすいかは好みの問題。それか慣れ。

インクはジェットストリームだけに間違いない。

パイロットがアクロインクを出してなければ負けてた。

簡単な比較だが、現時点で私としては。

トータルではドクターグリップ4+1の方が好きかな。

握り心地のしっくり感が一番。

あとはアクロインク。

あまり知られてないのかもだけど、これがけっこう良い。

ちなみに私はボールペンは0.7が好き。

細くても0.5までだな。

細すぎるとカリカリするでしょ。

せっかく滑らかなインクならヌルヌル書きたい。