こちら、山は毎日雪です❄️
特にこの週末はひどくて、
行政の除雪も間に合っていない状況でした。
県道担当のおじさんは、21時から仕事に入って帰宅は翌日の17時だったそうです。
我が家は、坂道を上って家に入るのですが、
その坂道が埋まってしまいました。
人間だけなら歩いて何とかなるけど、
灯油の配達が来られない
灯油の配達が来られないと、
配管が凍り、故障します
しかし、この坂道は狭いので行政の除雪は入れない…
しかししかし、人力で雪かきは無理だ…
(広すぎる・雪捨て場がない・パウダースノーが湿って超重たい)
そこで、小型の重機を所有されている、お隣のホテルに除雪をお願いすることに決めました。
しかし、お隣は営業中。
月曜日とはいえ繁忙期真っ只中。
除雪がお仕事ではない。当たり前だ
面倒がられて追い返されるかも…
それどころか今後も「迷惑なお隣」と認識されるかも…
そもそも普段からうちのことよく思ってないかも…
などなど、相当ビビっていました。
しかし!
思い切って突撃したフロントには女将さん不在で、
お嬢さんが伝言してくださることに。
大丈夫かな、
お嬢さんが立場悪くなったり…
私に直接断るより言いやすいだろうから、あっさり断られたり…
またまたガクブルしながら、末っ子にお昼ごはんを(笑)
そのうち、なにやら重機のエンジン音が!
外を見たら、
除雪してくれてる!
何も言わず、どんどん雪をどかしてくれてます。
(まあこの場合、わざわざうちの玄関まで来て除雪しますとか声かける方が手間)
数十分後、来た時と同じように、何も言わず重機は帰って行きました。
かっこいー!
規模は全然違うけど、
被災地に自衛隊が到着したときの
安心感はこんなかな、と思いました。
ほんとに、救助隊が来たー
と思いました(笑)
そして、灯油の配達は翌日に来るように発注していたのですが
その日にやって来ました。
除雪していただいてからほんの30分ぐらい後。
気づいたら伝票がポストに入ってて、配達し終わってました。
実は配達に来た方にお願いしたいこともあったので、
「なんで頼んだ日程じゃない日に来るの
」と
ちょっと不服だったんです、私。
しかし
明けて本日。
本来なら灯油が来る予定の日です。
吹雪いてるよ!
坂道が埋まるほどではありませんが
雪積もってます。
予定通りに今日が配達だったら、
もしかしたら上れなかったかもです
やっぱり昨日来てもらって良かったんだ!
そう感じました。
私が立てた予定なんてどーでもいい!
神様がちゃんと手配してくれてる!
心からそう感じました。
あぁ、ありがたいなとじんわりするとともに
ふと気がついたことが。
今回、私は
「必ず24日には灯油を入れる」
と決めていました。
そのためにはいろんな手があったけど、
とにかくそこだけは決めました。
この日がタイムリミットだったのー
重機による除雪を依頼する
↓
灯油のタンクローリーで上ってもらい、給油
この2点だけは、変えられないし変える気もなかった。
ただ、除雪を誰に依頼するか?は
いくつか手がありました。
行政のは無理なので
①行政から委託されてる業者を探して呼ぶ
②私がバイトしてる宿の旦那さんに頼む
③お隣のホテルに頼む
ざっくりこの3つ。
その中で、1番手っ取り早くてロスが少ないのは③。
しかし人間関係が難しいのも③。
ちなみに①は優先順位があるのでうちは最後にまわされる危険性と、
狭い坂道に入れる重機がない危険性がありました。
②も、うちから離れてるのであまり現実的でないのと、
そちらの宿の方が規模が小さく人手が足りないから断られる可能性がありました。
いつも旦那さんがフル回転なの見てるし…
灯油の配達も、
いつもの業者に頼むか
地元の業者に頼むか、
2つの選択肢がありました。
地元の業者は割高だけど雪道に慣れています。
これだけいろんな選択肢があって、
頭パンクしそうになりながら、
1番怖いけど1番スマートに見える方法に挑んだ結果、
全てうまくいきました。
1番慣れている人が除雪してくれたから
とっても安心だしきれいだし
灯油も満タンになったし。
いつもの業者なのでお会計とかスムーズだし。
お隣さんの本音はわからないですけどね…
表立って何も仰らないので、
あれこれ考えても不毛だと、
そこは気にしてません。
後日、お隣さんがお手すきの日にお礼しに行くって約束してあるし。
現金がいいのか、ビールとかのがいいのか…(田舎あるある)
違うかもしれないけど、
決めたら動く、ってこんな感覚かな?と
人ってあったかいなと
しみじみした雪の朝でした❄️