セックスレスは乗り越えられるか? | うつでアスペな夫と共に生きる妻のブログ
最近、アスペルガー症候群の当事者や関係者が

性生活について話題にしている記事をたびたび見かけます。

ある人は薬と性と愛のジレンマについて真剣に聞いて欲しいと訴え、

またある人は実際に起こった自分の心身の変化を赤裸々に語り etc....

それを見て、服薬に伴う性欲の減退というのは

当事者にとって非常にシビアな問題なのだと感じました。

それでは、そのパートナーは?

二次障害の起こりやすいアスペルガー症候群当事者に限らず、

抗精神病薬服用者をパートナーに持つ人たちは

相手の性欲減退についてどのように受け止めているのでしょうか?

【注意】

ここから先の文章には、

人によっては不快感を催す可能性のある表現が含まれています。

なるべくまろやかに書きたいとは思っていますが、

性的な話題が苦手な方は今すぐこの画面を閉じて下さい。

閲覧は自己責任でお願いします。


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うつ病と診断された夫は主に2種類の抗鬱剤によって治療を行いました。

デプロメールとドグマチールです。

他にも色々処方されましたが、上記の2つは1年以上飲み続けています。

その結果、やはり勃起不全になりました。

「息子さんが元気にならないんだよ・・・」と打ち明けてくれたのは、

薬を飲み始めてから数ヶ月も経ったあとのことでした。

「まどれに嫌われるかもしれない・・・(ノω・、) 」とか

「薬やめれば元に戻るのかなぁ・・・(>ω<。) 」とか

あれやこれやと不安を口にしていたので、

夫的にはショックだったり戸惑ったりしていたんだなと思います。


かく言う私は夫に打ち明けられる前から気づいていたというか、

抗うつ剤を飲むことが決定した時点で想定の範囲内だったので、

寝起きの息子さんをつんつんして「朝立ちもないんだな~ (・o・*)」とか

のんきに観察してました。

病気でぐったりしている夫にそんなことするとは不謹慎だ!

という方もいらっしゃるかもしれませんが、

それくらいの気持ちでちょうど良かったんです。

介護うつってあるじゃないですか。

夫婦そろって具合が悪くなったら終わりだなと怖くなったので、

私なりにこの状況を楽しもうとしたのです。


夫は定期的にこんなことを言いました。

「まどれはHなくて嫌じゃないの・・・?」

私はいつもこう答えました。

「夫くんが元気ないのに息子さんだけ元気でも困っちゃうよ (^▽^*)あはっ♪」

そう言うと、夫は必ずこう答えました。

「そうだよね、息子さんに元気吸い取られると困るよね (・ω・*)ふむふむ」

“こんなこと”と言ってはいけないような気もしますが、

こんなことくらいで自信を喪失してほしくなかったのです。

だから、“ま~なんとかなるさ!”くらいの軽い雰囲気で接していました。


夫が私に対して性的な興味を持っていたかどうかはわかりません。

性欲がゼロなのだから、性的興味も同じようにゼロだったかもしれません。

でも、毎日一緒のベッドで寝ていましたし、肌の接触もありました。

休職に入ってからは24時間いっしょにいられたので、

病前よりもむしろスキンシップが増えていたんじゃないかなと思います。

私がぎゅーっとハグしたりすると夫が穏やかな表情を浮かべるのです。

だから“あなたのことが大好きだよ”という気持ちを

言葉や行動に出してはっきりと伝えるようになりました。

普段は照れくさくて言えないようなことも、躊躇せずに言いました。

だって、次の日夫が死んじゃったりしたら、私はすごく後悔しますから。


ということで、我が家はセックスレスを乗り越えられたと感じています。

現状、子供を望んでいないから気楽に構えられただけなのかもしれませんが、

“好き”とか“一緒にいたい”とか、そういう思いが性欲を上回った結果、

“ふたりで頑張ろう”という心の動きにつながった感じです。

夫の自死と事故だけは絶対に防がなければという思いが強かったためか、

私自身も性的欲求はほぼゼロでした。

たぶん、お互いゼロに近かったから欲求不満が起こらなかったんですね。

手を握ったりくっついたりするだけで十分に満たされる。

朝起きて、隣で夫が寝ているだけで、私は嬉しかったのです。


※この記事は夫の同意を得た上で掲載しています。

※デリケートな話題なのでコメント欄は閉鎖しております。

ゆうと