去年この授業の前半戦を受け、その続きになります。
先生も変わっておらず、進め方も変わらずのようです。
授業登録の時に「今までとった授業でおすすめの科目」を聞かれたりするのですが、この授業は万人に
薦められる数少ない科目です。
説明を「学術→漫画」くらいのレベルに噛み砕いてくださるので、理解しやすく頭に残りやすいというのも
あるのですが・・・
「難儀せずに単位を確実に取りたい」系の人にも
・レポートなし
・数式なし(でも深く勉強したい人向けにレジュメには一応載せてある)
・テストはカンニングペーパー1枚を持ち込み可
という理由で薦めています。
今日は効率性と公平性のお話で
「どの程度まで社会を公平にするのかについて2つの基準がある」ということで
「社会厚生関数(ベンサム・ロールズ)」の説明がありました。
「あなたは線路の切り替えをする係です。
この先の線路上に4人立っており、そのまま電車が行ったら4人亡くなることになります。
切り替えると線路上に1人立っています。
あなたはどうしますか?」
なんかブラックな喩ですが、パレート効率化(誰か他の人を改悪することなしには誰も改善することは
できない状態で、交換による利益は無駄なく全て利用し尽くされている⇒社会全体においてベストな
状況?)を考えるというのはこういうことなのかもしれないですね。
指された人はみんな「切り替える」と答えていました。(私も)
「じゃあ話を変えて、直線上に4人立っていて、轢かれたら4人ともけがはしますが生死には
関わらない状態になるとします。
切り替えた先には1人立っていて、轢かれたら瀕死の重傷を負うとします。
あなたはどうしますか?」
これは困りましたが、また指されたので「切り替えない」と答えました。
4人死亡よりも1人死亡を選択するのはベンサム型(各人の効用を足し合わせたものを水準とする)で
「効率性」を追及したものであるのに対し
4人のけがよりも1人の大けがを避けるのはロールズ型(一番効用が低い人の水準に合わせる)で
「公平性」を追及しているものである。
このように「どの水準にすべきか」は必ずしも一貫しておらず、なので選択が難しい?というような
内容だったと思います。
なんかリアルですね。とりあえず切り替える立場にはなりたくないと思いました。
まぁ投票という行為でその一端を担っているのだとは思いますが。