明日のテスト向けにまとめてみます。


[競争優位の獲得と持続]


(1)魅力的な業界の選択

魅力的な業界とは?→利益を上げやすい・儲かりやすい業界

どうやって見極めるのか?→「5要因モデル」で評価可能


(2)一貫した競争の基本戦略の追及

 競争の基本戦略:

  ①WHO(標的顧客の幅):「広い」⇔「狭い」

  ②WHAT(提供価値):「低コスト」⇔「差別化(コスト以外の独自性)」


 ・コストリーダーシップ戦略(広い&低コスト)

 ・差別化戦略(広い&差別化)

 ・コスト集中戦略(狭い&低コスト)

 ・差別化集中戦略(狭い&差別化)


→「標的顧客が見えない」「価値(低コスト/差別化)が曖昧」「ターゲットの広さがわからない」では

 競争優位は獲得できない



[5要因モデルとは?]

業界の収益性を規定する5つの要因


(1)業界内の既存企業間の競争の激しさ(激しくないほど収益性が高くなる)


・企業数と規模の分布(「コスト戦略」とは関わらず価格競争が起きやすい)

 →企業数が多いほど競争が激化

 →シェアの分布は、偏っている場合よりも拮抗している方が競争が激化


・業界の成長性(業界のライフサイクルでどの地点にいるか?)

 →成長性が低いと、他社の売り上げを奪うことでしか成長できないため、競争が激化


・製品差別化の余地の有無

 →差別化が図れる場合には価格以外の要素で競争可能だが、差別化が図りにくい場合

  競争の次元が価格にしかなくなるため、競争が激化(例:ガソリン)



(2)新規参入の脅威(小さいほど収益性が高くなる)

参入障壁が新規参入の脅威の大きさを想定


・規模の経済

 例)自動車

 →1つの車種の開発に莫大なコストがかかるが、多く売るほど価格を低下させられる

 →生産量が少ないと買える価格にできないため、ある程度の量産規模が必要

 →やり方次第で規模の経済と対等に戦える業界もある(例:飲食店)


・経験曲線効果

 累積生産量が2倍になる度に製品1個当たりのコストが一定比率で下がる節約効果

 →新規参入企業には簡単ではない


・スイッチングコスト

 製品の購入先を変更(スイッチ)した場合に、顧客の側に生じるコスト。

 →高いと購入が躊躇されるため、顧客獲得は難しい。(金額のみならず、面倒など精神的コストも含む)

 例)携帯電話番号がキャリア毎に変更になる時代

 →変更すると多くの人に連絡しないといけないのが面倒(現在は番号ポータビリティ)

 例)行きつけの美容院

 →自分の好みを把握しており説明しなくてもよい

 →違う美容院に行くと一から説明しなければならなくなる


・製品差別化

 →既存企業がブランドで差別化している場合に、同じようなブランドを構築しないと戦えない場合には

  多大な時間とコストがかかるため参入障壁になる


・政府の規制

 →政府が許認可権限を持つ業界は参入が難しい(例:航空業界)



(3)代替品の脅威(小さいほど収益性が高くなる)

 代替品とは?→製品としては別だが、果たす機能が同じもの

 →代替品が存在し、更に価格性能比で上回っていると、当該産業消滅の恐れがある

  (代替品が存在してもコストパフォーマンスや質が悪ければ脅威にはならない)

 →代替品が分かりにくい形で存在し、それが深刻な影響を与えることもある

  例)シャープペンシル

  →わかりやすい代替品:鉛筆、ボールペン等(機能:書くもの)

  →わかりにくい代替品:100円ライター(機能:記念品)



(4)買い手(顧客)の交渉力(弱いほど収益性が高くなる)

 取引相手のパワーが影響(相手が強いと従わざるを得なくなる)

 例)高く売りたかったけど、安く売らざるを得ない。

 →買い手の数(多い→納入先はここだけではない→こちらの交渉力が高まる)

 →購入量(多い→こちらにとって買い手は重要顧客である→こちらの交渉力が弱まる)

 →製品差別化(実現→顧客価値が高い→こちらの交渉力が高まる)



(5)売り手(供給業者)の交渉力(弱いほど収益性が高くなる)

 取引相手のパワーが影響(相手が強いと従わざるを得なくなる)

 例)安く買いたかったけど、高く買わざるを得ない。

 →売り手の数(多い→供給先が選択できる→こちらの交渉力が高まる)

 →購入量(多い→売り手にとってこちらは重要顧客である→こちらの交渉力が高まる)

 →製品差別化(実現→部品・材料の価値が高い(製品の品質も高まる)→こちらの交渉力が弱まる)

 →垂直統合度の有無(高い→調達していた材料も作ろうと思えば作れる→こちらの交渉力が高まる)




またまた長くなったので続きます。