「ICD-10第2巻内容例示表」の最後に「新生物の形態」という章があります。
これまでの章とは違い、「第○○章」とはついていません。
「国際疾病分類-腫瘍学(ICD-O)の第2版は1990年に出版された。
これには、新生物の形態についてのコード化された分類が含まれており、
本節は、それを第Ⅱ章と関連して使用したいと望んでいる人達のために、
ここに複製したものである。」
この文章で理解できなかったので、とりあえず中を見てみます。
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○性状コード
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/0 良性 (ICD-10第Ⅱ章:D10~D36 「良性新生物」)
/1 良性か悪性か不詳 (ICD-10第Ⅱ章:D37~D48 「性状不詳および不明の新生物」)
/2 上皮内癌 (ICD-10第Ⅱ章:D00~D09 「上皮内癌」)
/3 悪性,原発部位 (ICD-10第Ⅱ章:C00~C76・C80~C97
「原発性と記載またはその疑いのある悪性新生物」)
/6 悪性,転移部位 (ICD-10第Ⅱ章:C77~C79
「続発性と記載またはその疑いのある悪性新生物」)
/9 悪性,原発部位か転移部位か不詳 ←※ICDにおいて使用されない
-----------------------------------------------------------------「/3 悪性,原発部位」の分断部分(C77~C79)が気になりましたが、
C77は「リンパ節の続発性および部位不明の悪性新生物」
C78は「呼吸器および消化器の続発性悪性新生物」
C79は「その他の部位の続発性悪性新生物」
で、「/6 悪性,転移部位」の対応コードと一致しています。
これより、「第Ⅱ章 新生物」の章(C00~C97・D00~D48)のうち
「良性(/0) →良性新生物」
「良性か悪性か不詳(/1) →性状不詳および不明の新生物」
「上皮内癌(/2) →上皮内癌」
「転移性癌(/6) →続発性と記載またはその疑いのある悪性新生物」
を除いたもの全てが
「原発性癌(/3) →原発性と記載またはその疑いのある悪性新生物」
に含まれるということがわかります。
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○新生物の形態についての分類コード
M800 新生物 NOS
M8000/0 新生物,良性
M8000/1 新生物,良性か悪性か不詳
M8000/3 新生物,悪性
M8000/6 新生物,転移性
M8001/0 細胞腫瘍,良性
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M801-M804 上皮性新生物 NOS
M805-M808 扁平上皮性新生物
M809-M811 基底細胞性新生物
M812-M813 移行上皮乳頭腫および移行上皮癌
M814-M838 線種および腺癌
M839-M842 皮膚付属器性新生物
M843 粘表皮新生物
M844-M849 のう胞性,粘液性および漿液性新生物
M850-M854 導<乳>管性,小葉性および髄様新生物
M855 腺房細胞新生物
M856-M858 複合上皮性新生物
M859-M867 性器特殊新生物
M868-M871 旁神経節腫およびグロムス腫瘍
M872-M879 母斑および黒色腫
M880 軟部組織腫瘍および肉腫 NOS
M881-M883 繊維腫性新生物
M884 粘液腫性新生物
M885-M888 脂肪腫性新生物
M889-M892 筋腫性新生物
M893-M899 複合性混合新生物および間質の新生物
M900-M903 繊維上皮性新生物
M904 滑膜新生物
M905 中皮性新生物
M906-M909 胚細胞新生物
M910 トロホブラスト<栄養胚芽>性新生物
M911 中腎腫
M912-M916 血管腫瘍
M917 リンパ管腫瘍
M918-M924 骨および軟骨新生物
M925 巨細胞腫
M926 その他の骨腫瘍
M927-M934 歯原性腫瘍
M935-M937 その他の腫瘍
M938-M948 グリオーマ<(神経)膠腫>
M949-M952 神経上皮腫性新生物
M953 髄膜腫
M954-M957 神経鞘性腫瘍
M958 顆粒細胞腫瘍および胞巣状軟部肉腫
M959 悪性リンパ腫NOSまたは びまん性
M965-M966 ホジキン<Hodgkin>病
M967-M968 明示された型の悪性リンパ腫,びまん性または NOS
M969 悪性リンパ腫,ろ胞性または結節性,びまん性の領域の有無にかかわらない
M970 明示された皮膚および末梢性T細胞リンパ腫
M971 その他の明示された非ホジキン<non-Hodgkin>リンパ腫
M972 その他のリンパ・細網性新生物
M973 形質細胞腫瘍
M974 肥満細胞腫瘍
M976 免疫増殖性疾患
M980 白血病 NOS
M982 リンパ性白血病
M983 形質細胞白血病
M984 赤白血病
M985 リンパ肉腫細胞白血病
M986 骨髄性(顆粒球性)白血病
M987 好塩基球性白血病
M988 好酸球性白血病
M989 単球性白血病
M990-M994 その他の白血病
M995-M997 その他の骨髄増殖性およびリンパ増殖性障害
M998 骨髄異形成症候群
途中から大項目のみ書きましたが、それぞれに中項目があります。
今の私にとってはとてつもない膨大な量です・・・。
どう使われるのかがまだわからないので、明日に続きたいと思います。