これまで「量的変量」について統計分析を行いましたが

今日から「質的変量」についての統計です。


質的変量とは・・・


「名義尺度」:名前によって区別・分類されるもの

「順序尺度」:順序が定義されており、大小関係が定義されるもの


でした。


「平均」や「分散」とはタイプが違う変数ですね。


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質的変量において、k種類に分類された理論上の確率分布に対して

標本の度数が適合するか否かを検定する。


(帰無仮説) H0:理論度数分布と観測度数分布は等しい。

(対立仮説) H1:理論度数分布と観測度数分布は等しくない。


(有意水準) α=0.05もしくは0.01

                          2

            2   k  (Oi - Ei)

(検定統計量) χ0 = Σ ------------

               i=1    Ei


          Oi:観測度数、Ei:理論度数


       2     2

(判定) χ0 > χα(ν)の時、帰無仮説を棄却する。


          ν:自由度(k-1)


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これで理解できる数学レベルを持ち合わせておらず、

絶妙なタイミングで例題が載っていましたので、

こちらから理解したいと思います。


  曜日  | 月   火   水   木   金  | 合計

------------------------------------------------

患者数Oi | 520  461  437  468  514 | 2400


(帰無仮説) H0:患者数は曜日によって差がない。

(対立仮説) H1:患者数は曜日によって差がある。


理論度数は平均値の480(2400÷5)となり、検定統計量は


            2          2

 2   (520-480)    (461-480)

χ0 = ---------- + ---------- + ・・・

        480         480


   = (40×40)/480 + (-19×-19)/480 + (-43×-43)/480 + (-12×-12)/480 + (34×34)/480


   = 1600/480 + 361/480 + 1849/480 + 144/480 + 1156/480


   = (1600+361+1849+144+1156)/480


   = 10.64


となります。


      2

次に、「χα(ν)」を調べます。

有意水準は0.05とし、νは自由度(k-1)=4の欄の値は「9.48773」でした。


   2     2

「χ0 > χα(ν)の時、帰無仮説を棄却する」より、「10.64>9.49」はこれに該当します。


したがって、


帰無仮説H0:「患者数は曜日によって差がない」が棄却され

対立仮説H1:「患者数は曜日によって差がある」が採択されます。