●　NHKスペシャル山口一郎 "うつ"と生きる～サカナクション復活への日々～から得た不登校回復のヒント

こんにちは＾＾　野田祐佳里です。

昨夜、受講生さんとの勉強会の後に、TVをつけると、

ちょうどこちらの番組の再放送がやっていて、

夜中にも関わらず、つい見入ってしまいました。

NHKスペシャル山口一郎 "うつ"と生きる～サカナクション復活への日々～ | NHK MUSIC｜NHKブログ

昨夜が再放送だったので、気になる方はNHKオンデマンドで

ご覧くださいね。

芸能人の方が、同じ病気で苦しんでる誰かのためになるならと、

自分の心の病をここまでオープンにするということと、

15人に1人がうつ病を経験する時代になったということに

衝撃を受けました。

山口一郎、うつ病と向き合った2年間　今の思いを語る「自分が好きだってものをあきらめない」（オリコン） - Yahoo!ニュース

番組の中では、サカナクションとしてデビューする前の

高校時代からの地元で結成したバンドでのことや、

音楽性が優れているのに、そのバンドが売れなかったのは、

山口さんが舞台上で話をほとんどしなかったからということで、

サカナクションとしてデビューする時には、

その二の舞にならないよう、必死にバンドの顔として頑張っていた

そして、その無理している思いを一人で抱え込みながら活動して、

コロナ禍で、ミュージシャンの活動が制限される中で、

仲間を救うための基金を設立したりと、

かなり頑張って無理がたたり、発症してしまった

ということを時系列で追っていました。

以前から、不登校とうつ病は、

疲れが溜まって限界になった時に発症するという

共通する部分があると思っていたのですが、

山口さんも、サカナクションとしてデビューする際に、

前のバンドの二の舞にならないように強いプレッシャーを感じていたことや、

そのためには、本来の自分とは別の自分になろうとしたり、

必死に苦手なことをこなそうとしていたり、

その苦しさを他人に言えなかった

というのは、不登校の親子の特徴に共通することだと思いました。

そして、サカナクションのメンバーとは関わっていなかった

療養中の山口さんを支えていたのは、

地元のバンドの時のメンバーだったそうで、

毎日、山口さんの部屋に寄って、

何も話すことがなくても、ただ一緒にいたり、

難しい話はしないで、昔の友達はどうしているかねー

などと、昔を懐かしんでいたそうです。

一時期は、好きだった音楽をする気力もなくなり、

ギターを見るのもイヤだったそうですが、

地元のバンドのメンバーのサポートもあって徐々に回復していき、

「うつ病を抱えている自分だからこそ、新しい音楽世界を作れるはず」

という心境になったそうです。

この急かせたり、焦らせずに、本人のペースに寄り添うことや、

本来の自分を思い出して、本来の自分に還る

というのがやはり、うつ病や不登校の回復のポイントだと思います。

あれこれやってきたけど、不登校がなかなか改善しない

と悩まれている方とお話しして思うのは、

お子さんを急かせずに、本人のペースを尊重する

ということはできても、

本来の自分を思い出して、自分の軸に一致する

ということがなかなかできずに悩まれているのかなと思います。

自分の軸からズレた状態で無理をしてしまうと、

不登校や心の病などの問題が起きてしまいがちです。

UMIのカウンセリングや講座では、

まずは親御さんが自分の本音に向き合うことで、

本来の自分を思い出して、自分の軸に一致することができるよう

お手伝いをしています。

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