そう、あれは8月の末、29日のことでした。
少し遅めの夏休みを取っていたパパとママ。
テトちゃんの発情期反抗期でストレスが溜まってるのかと思い、散歩に連れていきました
ハーネスと飛び出し防止のフックをかばんと繋げて準備万端でした
目的地についてかばんをあけた瞬間…
ぴゅんっ
繋げていたはずのフックが外れていてテトちゃん脱走
初めは近くで捕まらないように距離を取られて逃げていました
少しずつ距離を詰めているうちに、住宅地に
夜間の住宅地、灯りに照らされた暗い道を颯爽と走り抜ける1匹のキツネ
お、おわた。
テトちゃん一生さようなら、、
一生懸命追い掛けますが、キツネの足の速さには追いつきません
テトちゃんを追いかけながら飼い始めてから1年間のことが走馬灯のように思い出されます。
住宅地なので車も走ります
轢かれたりしたら、大変だ、救急病院どこやったかな、とか考えてたら…
テトちゃんの進行方向に一台の車が徐行で来ました
あぁ、轢かれると思ったら気づいてくれたみたいで止まってくれました
すいませんと謝りながらテトちゃんを追い掛けます。
走って後ろで追いかけているパパとママを確認してまた逃げて、みたいな感じで脱走と続けるテトちゃん
脱走して30分、完全に見失いました。
おわた。(2回目)
夜間なので、歩いている人もまばらです
勇気を出して近くにいた人に声をかけてキツネを見なかったか聞きました
なにかめっちゃ早く走る動物が走っていったよ、と教えてくれた人がいたのでそこを目指していくと一軒の家の前で2人の人が立っていました。
その人にも聞くとここの家に入ったよと教えてくれたので、奥を覗かせてもらうとテトちゃんがいました
ゆっくりゆっくり近づいて捕まえようとしたら、ばっと横をすり抜けて逃げてしまいましたorz
また住宅地に迷い込んだので探していたら、1人の男の人が声をかけて下さって一緒に探してくださることになりました
大きな網で路地に追い込んで捕まえようとしたり、フェンスのところまで追い込んで捕まえようとしたり、色々しましたがフェネックの身体能力の高さに驚きました
全っっ然捕まりません
そして、大脱走2時間の末駐車場まで追い込むことに成功
疲れたのか、車の下でまったりとするテトちゃん。(笑)
近づくと立ち上がるので時間をかけて徐々に距離を詰めます。
パパが車の横に寝転んで様子を伺い、手を伸ばして…
テトちゃん捕獲
捕まえることができました
本当にほっとした瞬間でした
心優しいお兄さん、会社帰りのサラリーマンさん、本当にありがとうございました
家に帰ると肉球から少し血が出ていて、爪もだいぶ削れていました
そりゃいつもおうちの中でいるのに、2時間もアスファルトの上を走り回ったんだもんね
そして今回の事件で学んだことは、かばんのフックはかけても繋がっているはずだとは思わずにきちんとテトちゃんを出す前に確認すること
なるべく室内でかばんは開けることです。
脱走している間は興奮状態なので、いつも大好きなおやつをあげても見向きもせずに、逃げました
後ろでパパとママが追いかけているか確認しながら逃げていたのでそんなに遠くまでいくことはなかったですが、のちのち獣医さんに確認すると追いかけると逃げるから逆効果だったようです
ただ見逃すと逃げ場所もわからなくなるので追いかけるな、ということは難しいですよね
なので、脱走されないように対策を充分にたてることで再発防止に努めるしかないな、と感じました
もうあんな思いは二度とごめんです
ばいばーーい
フェレショーお疲れ様でした
いつかいきたいなぁ
大阪開催を夢見て…