今日たまたま本箱を整理していたら、何年か前にいただいた本が出てきたのですが、
なんとなく開いたページに書いていたことが、妙にはまったので、ご紹介をします。
自分に『ない』ものを数えて生きていると、自分の外側を飾るものと、いつかは消えてなくなるものが増えてゆく。
しかし、ないものを満たしていく生き方は、どこまで行ってもこれで充分とは思えないために、決して満足することがない。
得るほどに失っているものがあることにも気づかずに・・・・・。
自分の『中にある』もの、『今ある』ものを感じられる感性があると、心が満たされ、自分をあたたかく感じられる。
自分の内側が豊かになってゆく感じがする。感謝とは、『ある』ものを『ある』と感じられる心の豊かさ、謙虚さだった。
けれど、大切なものほどいつのまにか当り前の存在になってしまい、あることを意識しなくなっていく。
いのち・健康・家族・友人・パートナー・家・仕事・今日食べられるごはん・空気・太陽・海・山・森の自然・・・。
当たり前になって感謝しなくなると、病気や天災や苦しい出来事がやってきて、ある日突然『ある』ということのすごさに気づかせられる。
善文社 岡部 明美署 『もどっておいで、私の元気!』 より
とても心がやさしくなる本です。何につけても、当たり前になりすぎて、気づかないことって怖いなぁ・・・とつくづく思います