義父の初盆を迎えるにあたり、
六道珍皇寺へ
六道まいりに行ってきました
六道珍皇寺は京都の東山区、
場所的には
清水寺から三年坂を下ってずーっと行ったあたり
四条と五条の間らへんになりますが、
もうここらへんは
あっちもこっちもお寺だらけで
その分観光の方も多く
歩くのが楽しい界隈にあります
まずいつもお世話になっています、
六波羅蜜寺にお参りし
それから六道珍皇寺で鐘を撞き
人間関係に困っている時は安井金比羅宮で
祠をくぐり
摩利支天さんのいのししたちに癒されて
帰ってくるのが、
わたしの定番コースです
↑今気付いたけど、、
全部拝観料いらんコースやん、、
とはいえ、
六道珍皇寺で撞く鐘の音が
あの世にまで聞こえるんだよ、という
話は知っていたんですが
お盆に訪れたことはなかったので
今年はお盆にこそ鐘を撞きに行こうと
調べたところ、
お盆というか、お盆前(7日〜10日)に
『精霊迎え 六道まいり』というのを
やっていることを知り、
さっそく出かけてみました
ちなみに六道珍皇寺は
少しマニアック?な寺なのか、
普段はポツポツしか人がいません
が
今日はカステーラの店が出てたり
横断幕みたいなんがあったり
何だか賑わっています
お祭りみたい〜!と
ちょっとワクワクしながら門をくぐると
道の両側で
『高野槙』を売っていました
そして普段は扉の隙間から
覗き見るしかできない、
閻魔様と小野篁さんが
今日は扉を開け放たれて
そこにいらっしゃいました!!
先へ先へ進んで行くと、
いつもは撞きたい放題の(やったらアカン)
鐘の前にはロープが張られ、列ができ、
一番奥のお堂の前にはずらーりと
お爺さまたちが横一列に
筆を握って座っていらっしゃいます
なんかすごい圧巻やわーーー!
、、、
『六道まいり』のやり方を知らないので
じーっと周りを観察したんですが、
観察するまでもなく、
お参りの仕方を
あちこちに書いてくれていました
写真を撮りそこねたので説明すると、
まず、
①参道で『高野槙』を買います
戻って一番手前で買いました。
700円でした。
②『水塔婆』に戒名などを書いてもらいます
先程の横一列のお爺さまご年配の方たちは
この『水塔婆』を書いてくれる人たちでした。
③鐘を撞きます
作法があるのかと、並んでいる間
他の人が鐘を撞くのを見ていましたが
皆さん思い思いに撞いている模様
3回撞く人が多かったけど、
一番多い人は5回鳴らしていました。
というか、
ずっと『撞く』と書いてきて今さらですが
ここの鐘、『引っ張る』タイプです
④お線香で『水塔婆』を浄めます
⑤『水塔婆』を所定の場所(石仏の前)に
供え、『高野槙』で水に濡らします
けっこう複雑な工程ですが
ちゃんとできました
『高野槙』は持って帰って
精霊棚もしくはお仏壇に御供えします
いつもは閑散としていて
お寺の方もいらっしゃらない
(御用の方はインターホンを押すようにと
書いてくださってます)
境内に、
この日はお土産や授与品が並び、
特別な御朱印も用意されていました
お迎えの鐘の音があの世まで聞こえて、
出不精なお義父さんも
「ほな帰ったらなあかんなあ」と
重い腰を上げて
お盆にはこっちに
戻ってくる準備を始めたんとちゃうかな
迎える準備も一つ整い、
行ってよかった六道まいりでした