朝護孫子寺 


昨日の続きから



2022年12月3日

寅の年、寅の日、

信貴山朝護孫子寺に行くことになりました



某神仏研究家(神仏研究家?)の方の

仰るに、

寅の日の午前中に行けば

寅パワーキラキラが頂ける、とのことで

それを信じて

(ほんとは寅の刻に行くのが億劫で)

今回は寅の刻は諦めて

午前中の参拝を目指して行きました



初めてお伺いしましたが、

さすが寅の日

駐車場はいっぱいで

観光バスも停まっていました


少し離れた駐車場に車を停めて

歩いていくと赤い橋『開運橋』が見え、

その手前から参道では

名物『よもぎ餅』を焼いていたりして

たくさんの人で賑わっていました



よもぎ餅は帰りのお楽しみに

横目で見ながら

どんどん進んでいくと、



張り子の大寅がどーーんとお出迎え



首がちゃんと上下してます

めっちゃカワイイ


その横にあった子寅の張り子2匹も

可愛かったです

「上に乗らないで下さい」と

書いてあったけど、

すごい乗りたくなるフォルムニヤニヤ





そこから門をくぐって進んでいくと

坂道が上下の分かれ道になっていて、





右の下る道を行けば『千手院』

左の上る道を行けば『成福院』『玉蔵院』


どちらからでも本堂に行けます、

とのことだったので

何となく上り坂の左ルートを選びました



ちょっと行くと左側に

大きなかやの木がそびえ立つ

『かやの木稲荷』さんがあったので、


そうそう、

こちらのかやの実を

後で必ず買わなあかんのやった!


と、心のメモにしっかり書きとめて

かやの木さんにご挨拶しました





かやの実を毎朝一粒燃やすと

おうちの中の悪いものがいなくなって

スッキリするとのことで、


うわ、どんな感じなんやろ?

なんかいい匂いがするんやろか?と

興味津々です



そこから右に

まだ紅葉が残って美しい

階段を上がって行くと、

これまた可愛い寅のポストがあり

正面に『融通殿』が見えてきます





『融通殿』は

朝護孫子寺の塔頭寺院『成福院』の一部で、


その内部には

諸々の願いを意のままに叶えてくれる

「如意宝珠(如意融通宝生尊)」を

お祀りしており、


また左脇侍に厄難消除の不動明王、

右脇侍には立身出世の弘法大師を

お祀りしているとのこと



ちなみに「如意宝珠」は

毘沙門天王が左手に棒げられる宝塔の内にあり

無量無辺の功徳が蓄えられているらしい



なんかスゴそう!如意宝珠



毘沙門天さんのいつも持ったはる塔の中に

そんなスゴいもんが入っていたとは!


何で塔持ってはるん?とは

思ってたけど


知らなんだ




そして何より

この『融通殿』の正面右に、



いらっしゃいました!

『大黒天』さん!!




わー!わー!

私がお参りしたかったんは

この大黒さんちゃうん?

いや、絶対そう



絶対この大黒さんに呼ばれたんやーー!!ちゅー



とテンションMAXで

『融通 撫で小槌』を


撫でくり返しまくりましたよ 

(ちゃんと手は何度も消毒しとります)




だいたいどこの大黒さんも

暗〜かったり

ドス黒かったり

不気味なお顔だったり(ど偏見)

する中で、



なんと神々しく福々しい!

きらびやかなお堂の中で
にこやかにこちらを見ていらっしゃいます


見ているだけで
同じ空間にいるだけで
幸福に満たされるような、
ずっとここに居たいような、
そんな気持ちになる大黒さんです



でも他の方も『撫で小槌』を
撫で回したそうにしていらしたので

ご挨拶とお話を済まして
名残り惜しいながらも
大黒さんを後にしました



そこから左手にある階段を上がり、



さらに上がると




どーーーーん!





三重の塔と

すっごい大きなお地蔵さん



こう言っちゃ何ですが、


ものすごい派手派手な景観笑い泣き




そして

どこからともなく

「お賽銭ありがとう〜」と

子供の声が聞こえてきます滝汗


いやいや、


でっかいお地蔵さんの下から

間違いなく聞こえてきますニヤニヤ



でっかいお地蔵さんの中に

子供の(?)お地蔵さんがいて

お賽銭を入れると

「お賽銭ありがとう〜」と

話しかけてくれます


はい、かわいい。


横に普通の賽銭箱もありますが、

やっぱりかわいい方に入れてしまいます





そこからまた『融通殿』の横を抜けて

いよいよ本堂の方へ向かいます



途中『三宝堂』があったり

『虚空蔵堂』があったりで

ほんと盛りだくさん過ぎますが



とにかくさっきから

本堂の方面からの、



うおーーーーー!!

うりゃーーーーーー!!



という雄叫び?が

気になり過ぎて


心が急きます




何の声なんよ?





階段を上がった先に、

本殿がありました


本殿より先に、信貴山から見下ろした

美しい景色が目に飛び込みます



眼下に拓けた山々の風景を見ながら

その壇上に立つと

清々しくとても気持ちがよかったです




外陣に上がらせて頂き、

御前立の毘沙門天さんに

ご挨拶とお話をしました



とても気持ちのいい空間で、

端の方にしばらく座らせて貰っていると




ドーン

ドドーンと

太鼓の音が鳴り


ハイテンションな般若心経が始まりました



こんな言い方どうかと思うけど、



かなりノリノリです



あとええ声なお坊さんの、

歌みたいなお経があったり



しばらくすると、


うぅおぉぉーーーー!!

おりゃーーーーー!!



始まりました



他にもシンバルのような金属的な音や

経本をバン!!バン!!と

叩きつける音

バラバラバラバラと

経本を上から下に流すように開いてみたり

(まるで南京玉すだれ)

とにかく

アクロバティックです



闘志が湧いてきます



喧嘩をしているような声ですが

ぅおりゃーーー!!

とか雄叫びながら殴り合ってるとことか

実際見かけないし

むしろ戦場で真剣勝負をしているような

気迫のこもった声でした


毘沙門天さんはこういう感じが

お好きなんでしょうか?


経本をバンバン叩きつけるのには

どういう意味があるんでしょうか?



すごく興味深かったです





本堂で御朱印を頂き








念願の『かやの実』を探しましたが

箱は空でしたチーン



それから本堂を出て

道沿いの通り際にちょこちょこお堂を覗き、

手を合わせ、


再び『融通殿』に戻ってきて

おみくじを引きました




かわいすぎる毘沙門天さんのおみくじ




どれにしようか選んでいたら

バッチリ目が合ったので

こちらを頂きました



その左手の宝塔の中に

如意宝珠が入ってるんですね、毘沙門天さん




おみくじには、


これまでの幸福があるのは

神の恵みと祖先の守護によるものなので

自分も人を慈しみ

世のために尽くせば

いよいよ運盛んに

幸多し


とありました



ありがとうございます


人を助け、

世のために尽くせるよう

頑張りますお願い




それから『千手院』の横の

トンネル?をくぐり





帰りの参道ではしっかり

『焼きよもぎ餅』をいただいて







朝護孫子寺の初参拝を終わりました





寅のパワーを得た

最強の毘沙門天さんに会うことができたのか

普段の毘沙門天さんを知らないので

正直よくわかりませんがニヤニヤ



参拝してみてとてもスッキリキラキラしました

 


気持ちが前向きになり、

よっしゃ!やったんで!!


、、と

やる気がモリモリ湧いてきました




これってあの、


うおりゃーーーー!!


の効果?




かやの実を頂けなかったのは
残念でしたが

信貴山 朝護孫子寺は

やる事見るとこ盛りだくさんの、
とても楽しいお寺でした



次行くときは

寅の日寅の刻にお参りできるよう、
頑張りまーす