先日、祖母が亡くなりました


そのため
神社にお参りするのは控えていて、
お寺にも、何となく、
落ち着くまでは、、、と
行きそびれています


その、祖母の死にあたり
思わぬ珍事件が起こりましたので
書いておこうと思います







亡くなった祖母は
わたしの母の母で、
子供はわたしの母と息子2人の計3人

夫である祖父は
30年ほど前に亡くなっています


おじいちゃんが死んだとき、
わたしはまだ幼く
自宅で行われた葬儀の間も
何が起こっているのかよくはわかっておらず
くるくる廻る走馬灯が不思議できれいで
飽きずにずっと眺めていたのを
今でも覚えています


その時いらっしゃったお坊さんは
わたしの記憶の中ではとても優しく気さくな方で
子どものわたしにも
いろいろ話しかけてくださいました

お墓や仏壇で手を合わせるとき、
守って下さいとか
助けて下さいとか
死んだ人にお願いしたらあかんよ、と

死んだ人は今から大変な修行に出はる
だから自分のことで精一杯やのに
心配かけるようなこと言うたらあかんと


↑この言葉のせいで(?)
今だにご先祖様に心配かけるようなことは
お墓の前で言えません滝汗


お線香立てるんは一本だけ
二つ立てたら道に迷わはる

ほら、お線香立ててあげたから、
おじいちゃん喜んだはるわ
ロウソクの火が長ーく伸びてるやろ


などなど


今から思えば考え方や宗派の違いなど
色々あるんでしょうが
その時のわたしは子どもながら

これから大変な旅に出るおじいちゃんに
何をしたらダメで何をしたら喜んでくれるのか
丁寧に教えてくれた、
とてもえらくて優しい人に見えました



当時祖母も母もまだみんな若く
また急なことで
家族は大変悲しみ、
慣れないながらも精一杯のことをしようと
特に祖母は毎日立派なお供えを拵え、
毎日祖父の亡くなった時間に
般若心経と法名を唱え、
長男が墓を建て
そのお墓には赤字で
妻である祖母の法名も並んで彫られていました



さあ、ここからが問題です



今回祖母が亡くなり
いくら田舎でも、もう
自宅で葬儀ということはなく
当たり前のようにセ○マを通して
斎場で、お通夜とお葬式が営われました
 
最期まで祖母の面倒を看ていた次男が
喪主を務めましたが、
姉弟3人仲が良いので全て顔突き合わせて
話し合い、確認しながら物事を進めていました


葬儀を執り行ったのは
30年前に祖父を送って頂いた、
あのお寺の住職さんです

いや、あのお寺だけど
違う住職さんです
代が代わっています


斎場で葬儀が済むと
火葬場に移動し、それが終わると
お寺に移動して、その日のうちに
初七日の法要です


近い身内の死に臨むことなんて
そうしょっちゅうあることでもなく

恥ずかしながら
葬儀屋さんとお寺さんの仰るがままに
親族一同右往左往するばかりです



仰るがままとは言っても今回は、
斎場でもお寺でも
お坊さんからのお話は一切無く

昔、自宅でお経をあげて貰っていた頃とは
もう全然違うんだなあと
少し残念に思ったりしながらも

つつがなく全ての工程が終わり

最後にご住職から
四十九日まで仏前に置き、
毎週入れ替えていくように、と
祖母の法名が書かれた手書きの卒塔婆を
束で頂き、

ではまた、四十九日の法要で会いましょうと

もちろん悲しくも寂しくもありますが
とりあえずは無事に
おばあちゃんとのお別れを済ますことができて
皆少しホっとした面持ちで

各々家路についたわけです



その2日後、事件が発覚します




(つづく、、、)