両側卵管閉塞 | まどかな生活 ~不妊治療、高齢出産を経験して思うコト~

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静岡県に住む2児の母です。
加藤レディスクリニック(KLC)での不妊治療を経て、38歳と41歳で出産しました。自身の不妊治療(妊活)や高齢出産、子育てを通じて感じた事・学んだ事などを中心に書いて行きます。

2008年4月初め。
約2ヶ月かけて行ってきた不妊検査もこの日が 最後の検査項目 となりました。
タイミング療法(3周期目)のD9です。

この日の診察内容は、次の通り。

・卵胞チェック
・子宮卵管造影
・精液検査

今までの不妊検査では、特に妊娠を妨げる要因が見つからずにここまで来ましたが、最後の最後でなかなか厳しい事実を突き付けられました。
タイトルの通り、子宮卵管造影の結果、私の 両側卵管閉塞 が明らかになったのです。

実際のレントゲン写真がコレです。

両側卵管閉塞


わかります?

中央の白いクシュクシュっとなっている部分が、私の子宮です。
本来であれば、その子宮から左右に伸びる卵管と、その先にある卵巣も写るはずなのですが、私のレントゲン写真には 卵管から先なんて、これっぽちも写っていません 


これじゃあ、いくら頑張っても妊娠するはずないですよね…。涙



これだけしっかり詰まってましたから、造影剤を注入されている時は結構痛かったです。

身悶えるほどでは無かったけど、やはり「通らない所に無理矢理何かを通そうとしている痛み」みたいな物はハッキリと感じました。

医師からは、「 左右の卵管不通過 。これが 不妊の原因 ですね。この状態だと、 もう体外受精しかない です。どうします?」みたいなことを言われました。
医師の物の言い方にカチン!と来ている余裕はありませんでした。

先日、治療方針は自分で決めろと言われたから、この日は待ち時間に色々資料を見返して、「もう人工授精にステップアップした方がいいかな。3万円くらいか。それならやってみようかな。」なんて考えていました。
でも、それを一気にスキップして、 高額な費用のかかる体外受精を勧められる結果 に戸惑い、私にはすぐにそれを受け入れることはできませんでした。


「主人と相談して、また来ます…。」


それだけ言って、その日は病院を出ました。


結構、落ち込みましたね。

一番恐れていた、 決定的な不妊原因が自分にあったという事実 を突き付けられて、激しく動揺しました。泣けました。
この時も、「もっと早く病院で検査してもらえばよかった」と激しく後悔しました。
こんなどうやったって妊娠しない状態で、7年間も「いつかできる。まだ若いから大丈夫。」なんて言って、ダラダラと先延ばしにしてきた自分が本当に情けなくなりました。
同時に、ダンナにも大変申し訳ない気持ちになりました。

恐らく クラミジア感染が原因 で、知らないうちに卵管炎まで引き起こし、卵管が癒着して閉塞してしまったのだろうと思います。医師ははっきりとは言いませんでしたが、多分そうだと思います。
今となっては感染経緯もわからないけど、過去の自分にも、ものすごく腹が立ちました…。


ダンナの 精液検査の結果は良好 でしたよ。
診察日当日の朝、ダンナに自宅で精液を採取してもらい、それを私が病院に持参して検査してもらいました。
結果はその日のうちにわかりました。
男性不妊の場合、治療もかなり難しくなると聞いていたので、ひとまず安心しました。


子宮卵管造影の前に行った卵胞チェックでは、右の卵巣に23.1mm、左の卵巣に20.2mmの卵胞があることを確認しましたが、両側卵管閉塞が判明した後では、正直「もうそんなことどーでもいいよ…。」って気分でした。


この日の会計は、子宮卵管造影が3,270円、精液検査が4,810円。
それから、次の2種類の薬(抗生物質)が処方されました。

・抗炎症剤(膣剤)

・セフゾン(2日分)


家に帰って、ダンナにこの事実を話しました。
「そっかぁ…。」とひとまず受け入れてくれた様子のダンナでしたが、それから数日後、 ある提案 をしてくれました。
それについては、次回書きたいと思います。