こんにちは、まどか相続相談センターのまえだあいです。
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前回からの続きです。
入院中に息子さんが孤独死されたということで、死後事務の手続き一式をお母さんに代わり行うことになりました。
まずは、ご遺体や遺留品を引き取りに管轄の警察署へ向かいます。
息子さんはお母さんと同居ではなく一人暮らしだったのですが、同じ県内だったので素早く対応ができました。
孤独死は、発見が遅れると腐敗が進みます。
なんというか独特の臭いなので、一度嗅いだことのある人はすぐに分かります。
腐敗が進んだ現場に残されていたものには、ビニールでもステンレスでも、臭いが付いていて、しっかり洗わないと中々取れません。
特に紙には臭いが染み込みやすく、そして取れにくいです。
ご遺体のポケットに入っていたというお札には、臭いどころか、直接体液が付着していました。
お金だけど、お金だけど、全く欲しいと思えない…
しかし仕事を引き受けた以上、遺留品は全て引取らないと仕方ありません。
余談ですが、担当の刑事さんによると、最近身元不明のままのご遺体や、ご家族がご遺体の引き取り拒否をされるケースが増えており、代理を立ててでもきちんと対応してもらって非常に助かったとおっしゃっていました。
仕事をしていて一番嬉しいことはもちろんご依頼者さんに喜んでもらえることですが、関係者さんのお役に立てていると実感できることもこの仕事の醍醐味かもしれません。
本当にあちこち動き回りますからね。
次回はご遺体の引き取りについてです。
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